親孝行をしたい

最終更新日:2021.04.26

こんにちは。福井支店営業課 大河です。 福井支店に配属されて今期で4年目となります。 元々は富山本社で4年間勤務しておりましたので、今年で富山と同じ期間を福井で勤務したことになります。

新築のお手伝いをしている私が、営業8年目にして初めてリフォーム案件に携わっております。

それが私の実家です。

一昨年祖父が逝去してから、父が構想を練っていたリフォーム計画。LDKと両親の寝室を新たな形に作り替えます。

25年過ごした実家ですが、今回の計画を通して初めて知った事がたくさんあります。

一番古い部分は築60年程でそこから増築を重ねた事、建物面積が100坪以上ある事、入った事の無い部屋が2部屋もあった事(そのうち1部屋は存在すら知りませんでした)…。

建物の解体を前に、長年あったモノの整理も行われています。

亡くなった祖父母の部屋から、かつてこの家で暮らしていた父の姉たちの幼少期の写真が出てきて当時の思い出を聞いたり、居間にたくさんある酒器は祖父がひとり晩酌の際に使っていたものだったり、、その時その場にいなかった私にも、実家を通して描かれた様々なシーンが思い浮かばれます。

更に長い年月を過ごした両親は、私以上に過ごしてきた時間を思い浮かべている事でしょう。

(床下も初めて見ました。工事担当がこの先に進んで基礎の構造を確認してくれました。私はこれ以上進む勇気はありませんでした、、)

リフォームは新築と勝手が違う部分も多く、建築基準法等の絡みも考慮しながらどのように計画を進めて行くのか、方向性を定めるのにとても時間がかかりました。

それでも入社1年目の私にはきっとわからなかった事も、もちろんたくさんの方の協力があってこそですが、8年で得た知識や経験を総動員して計画に携わる事ができ、ようやく一社会人として親に成長した姿が見せられていると感じます。なんとなく少し、親孝行が出来ているような気がします。

現在はいつも熱心に打合せをしてくれる設計士たちと詳細を決めている段階ですが、慣れ親しんだ実家が姿を変える事への一抹の寂しさと、家族が新しい住まいでこれまでと違う時間を過ごす未来を楽しみに感じています。

完成を目指して私自身も自分が出来る事を精一杯やろうと思います。

新築もリフォームも、どんな場面でもすまいされる方々の想いに寄り添って家作りのお手伝いをさせて頂いています。GW期間は外出し難いかもしれませんが、展示場では感染対策も行っておりますので、ぜひお越し下さい!