原野 省三
アルスホーム株式会社
代表取締役会長
原野 省三

「愛情表現」

  • 会長メッセージ
最終更新日:2021.10.09


「無償の愛」というように、母親の限りない愛情が感じられますね。
一般的な家族の子供とは異なり、
周りに受け入れられない、受け止められない子供もいます。
その子の最後の逃げ場は母親しかありません。
我が子に対する、どんな時でも常に味方でいる覚悟がそうさせるのでしょう。

その肚のすわり方に、子供のほうが戸惑ってしまう。
予想もできない言葉への驚きと、なんともいえない後ろめたさが生まれ
そして冷静に自己客観視してしまうのではないでしょうか。

一般的なご家庭では、子供が何か悪さしたり、嘘をつけば必ず母親は叱りますよね。
叱ることはいいと思いますが、さらに「なぜできないの?」「どうしてしないの?」なんて
母親が子供に一方的に言いまくっていること、ありませんか?

「人の短を云うことなかれ。己が長を説くことなかれ。」
弘法大師空海の書にある言葉です。
人の短所ではなく長所に目を向け、自分は常に謙虚に生きる。
親子関係、そして上司部下の関係とも共通したことだと思います。

とはいえ、誰でも自分の周りにいる人の失敗や横柄な態度などに直面すると、
ついイラっとしたり、カッとなってしまいますよね。
さらには躾とか指導とかという名目で、厳しく叱責してしまったり・・・
このような「怒り」には愛情というものが感じられないと思うのです。

怒りを抑え、愛情をもって叱る。
自分の怒りのコントロールがとっても大事なんですね。

これは私自身、何度も繰り返している修行でもありますが、
まだまだ修行が足りませんね・・・。