山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

総裁選に学ぶ

  • 社長メッセージ
最終更新日:2021.10.02


皆さんこんにちは。

今回は自民党総裁選を振り返り所感を記したいと思います。

今回の総裁選は4氏が名乗りを上げて、政党名そのまま
リベラルな幅広い主張が交わされ、非常に見応えがあったと同時に
やはり国政を担う政権政党は自民党なのだと痛感した次第です。

さて、今回はマスメディアにて取り上げられている派閥の動きや
長老達の果たした役割等々の話題は専門家の方々に譲ることとします。


まず、総裁選で痛感したのはトップに立つ者には情熱が不可欠であるということです。

これについてはこれまでの管首相を見てきていたので、候補者それぞれの情熱や
エネルギーはとても新鮮に感じ明るい将来を予感させるものでした。

中でも新総裁に選ばれた岸田氏は 、1年前の総裁選に敗れた時の姿とは打って変わり、
自信に満ち溢れ、強い言葉で語る姿は総裁に相応しい人物であるとの印象を与えました。

改めて上に立つものに情熱や強い想いがないことには
人を動かすことができないという本質を再認識しました。


次に印象に残ったのは細部に至る言葉遣いの大事さです。

当初優勢だと思われていた河野氏が、投票当日に思ったほどの票を獲得できず
1回目投票で2位に甘んじる結果は驚きました。

理由はさまざまあるのでしょうが、個人的には不適切な言動が時々あり、
総裁に求められる安定感や落ち着きとは反する側面を時折感じました。

恐らく、そこを不安視した議員及び党員が相当数いたものと思われます。

やはり、上に立つものは言葉の細部まで気を使い、特に稚拙さや粗暴さを
相手に感じさせることは極力避けなければなりません。

細部に神は宿るというように、その人の心の有り様が
言葉となって表に現れるのだと思います。

いずれにせよ、言葉遣いにより大きく評価や情勢が
変わるのだと感じさせられた次第です。


最後に重要だと感じたのが幅広い人に対する配慮です。

マスメディアにおいては、派閥の顔色を伺ったという点が
よく取り上げられますが、私はそうは思いませんでした。

偏った主義主張や一部の自分に近い人だけに支持される価値観では
「大きな組織」とりわけ政党やましてや 一国を率いることはできません。

その時その時の民意を感じつつ、新しい変革を提示しつつも
やはり結果としては最大の効用が見込める意思決定が重要です。

簡単に言ってしまえば、党内外、国民に至るまで幅広くバランスよく
隈なく配慮できるという能力が必要なのです。

その点も重視して、自民党議員及び党友は適任者として岸田氏を
選んだのではないでしょうか?


(最後のセレモニーは感動的でした。管首相本当にお疲れ様でした。)

いずれにせよ、見応えがあり考えさせられる総裁選でした。

かくいう私も総裁選に倣い、情熱と謙虚さを忘れず務めて参ります。