「たゆたえども沈まず」

最終更新日:2021.10.12

経営管理部の浦畑です。

新型コロナもようやく一服というところでしょうか。
ちょっと一安心、というところですが、冬には再び感染拡大の予想。
さらにはインフルエンザも大流行するかも?
これからも感染予防をしっかり行っていきましょう。

さて今回は、「たゆたえども沈まず」という言葉。
何かの本だったか、今でも覚えている言葉なのですが、改めて調べてみました。

パリ市の紋章に描かれているラテン語の標語(Fluctuat nec mergitur) 
「どんな悪天候でも船は波の上で揺れるが沈められない」の和訳です。

元々はセーヌ川を利用した水運で栄えたパリの水夫達の言葉だったそうです。
自分たちの乗った船は決して沈ませない、という覚悟や誇りが感じられますね。
それがいつしか戦乱や革命など様々な困難を乗り越えてきたパリの人々、そしてパリという街そのものの不屈の精神を表すものになったんだとか。

誰でも、これまで生きてきた中で、大なり小なりの問題や困難に直面したことがあると思います。
仕事で大きなミスをしてしまったり、コミュニケーションがうまく取れなかったり・・・
家庭内でもつまらないことでいさかいを起こして大変な目にあったり・・・

・・・と書いていながら、我が家では幸いにも波浪注意報程度(?)で済んでいることに気づきました。(ありがたいことです。)
仕事については思い出すこと・・・凹みますね・・・

いずれにせよ、仕事でも家庭でも、試練や困難に遭遇した時、
それを避けてしまうこと、諦めてしまうこと=沈んでしまう、ということなんだと思います。
まずは自分自身が沈まないための努力を惜しまないこと、そして自分が属している組織などが沈まないように尽力し続けることが問われているのでしょう。

自分1人だけでは難しい時は、自分の周りの人たちに助けてもらいながらでも、もがき苦しみながらもその困難に立ち向かい、打ち勝つこと、さらにはそれを次の困難に立ち向かうための糧にしていくことが大事なんだと思います。

きちんとそれに向き合い、諦めずに立ち向かい、解決していくことの大切さ、
さらにいえば、その逆境に備えるために日々努力することの大切さ、を
「たゆたえども沈まず」という言葉は教えてくれます。

自分自身、これからの荒波にのまれないよう努力していこうと思います。
辛くても諦めず・・・


ある日の雨上がりの夕空(本社駐車場にて)