皆さんこんにちは。

暑い日が続きますね。

さて、今回は非常にベーシックな話題を取り上げます。

それは「聞く」という行動についてです。

全ての人対人の関係において、
「聞く」と「話す」の組み合わせで関係性が構築されています。

従って、この「聞く」と「話す」のいずれかが
上手く機能しないと相手との関係性の質が低下します。

話は変わりますが、最近、若手の仕事ぶりを観察する中で
非常に気になることがあります。

それは、率直に聞くということを
とても苦手にする人が多いのです。

恐らく推察するに、聞いてもその対応に
自信が持てないというところに不安があるのでしょう。

また、人によっては率直に聞くという行為に対して
図々しさを感じる人もいるようです。

しかし、相手目線で考えるとこれらの心配は
全く的外れであることが分かります。

聞かれる人から見た場合、自分のことを
聞いてこない人に良い印象は抱きません。

むしろ、自分のことをよく理解しようと
努力してくれる人に好印象を抱きます。

ここが大事な点です。

正しい回答を与えてくれる人に好印象を抱くのではなく
自分のことを良く知ろうとする人に好印象を抱くのです。

自分の若かりし頃を思い返してみても、
正しい回答を持ち合わせていないことを理由に
責められたことはありません。

最近は、会社とプライベート、本心を話す人と話さない人等々、
自分の中に区分線を引く人が多いように感じます。

人それぞれと言って仕舞えばそれまでですが、
関心を示さないところに良質な関係は芽生えません。

また、自分が思うほどに率直に聞いて
問題になることは殆どありません。

相手にとっての真実を理解する第一歩が
率直に聞くということから始まります。

率直に聞くことを習慣化して、
自分の周りをたくさんの良い関係性で満たしましょう。