山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

部下の心得

  • 社長メッセージ
最終更新日:2021.09.26

皆さんこんにちは。

数回前のブログに、上司の立場からどう部下のキャリアデザインを
サポートするべきかを記しました。

「キャリアデザイン」ブログはこちら


今回は部下の立場からキャリアデザインを考えてみます。

複数のリーダーと面談していて気付いたことですが、役職で
いうところの主任や係長というポジションの大多数の人に
キャリアビジョンが形成されていないということです。

誰しもスタートアップから早く一人前になりたいと考え、
役職で言うなら主任、係長としてリーダーになりたいと
ほとんどの人が考えます。

しかしながら、それ以降はあまり具体的に考えることが
できない人が多いのです。

ここはとても大事なことです。

なぜなら、人生において考えていないことは実現しないからです。

人生とはその人の思考が具体化していくのです。

従って、会社としては新たなキャリアデザインを考える機会を
増やす必要性を痛感した次第です。



(登る先を決めないと登山はできません。キャリアアップも同じです)


次に、部下本人はキャリアアップの際に何に取り組むべきかを考えてみます。

業績に貢献するのはもちろん、チームへの貢献も欠かせません。

しかし一番重要なのは、上司の願望を知り実現するサポートをすることです。
つまりパワーパートナーにならなければなりません。


その理由は単純です。

キャリアアップは上司の「推し」があって初めて実現するという
人事の現実があるのです。

従って、パワーパートナーとなり、上司が部下に感謝を感じない限り
キャリアアップは実現しないのです。

逆によくあるのが、上司と反りが合わず不満を持つ人がいます。

しかしながら、こういう状況では上司は自分を「推し」て
くれるわけがないので昇進は実現しません。


次に具体的な準備として必要なのが、「明日から次のポジションで
やってくれ」と言われたと想定した場合の心の準備とスキルアップです。

次のポジションに自分を仮置きして、仕事がどう変わるのか?
何を求められるのか?どう考え、どう立ち振る舞うのか?
今できることとできないことは何か?どんなスキルが不足しているのか?

仮説的に次のポジションで仕事をする自分を想定して
事前に
必要とされる心構えとスキルを準備することが重要です。

また、そういう見方をすると上司の苦労も理解できるようになります。


キャリアアップは会社として制度を充実させなければなりませんし、
上司の育成力とサポートも欠かせません。

しかし、部下本人が「正しい心得」を実践しないと
そもそもキャリアアップの機会はありません。

会社と上司、部下の3要素がそれぞれうまく噛み合って
人は
育つのだと改めて認識した次第です。

制度の充実とサポートに取り組みたいと考えています。