山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

巻き込む力

  • 社長メッセージ
最終更新日:2021.08.28

皆さんこんにちは。

処暑を過ぎたものの、まだまだ暑い日が続きますね。

さて、今回は「巻き込む力」について記します。

一昨日のテレビで元大阪府知事の橋下さんが菅首相について
こういう風に評されていました。

菅首相は答えが決まっていて実行するだけの課題については
とても素早く優れているが、すり合わせをして皆が納得のいく答えを
出す課題については擦り合わせのプロセスを踏まないので全くダメだと。

この評を聞いて、菅首相の官房長官時代の優秀なイメージと、
首相になってからのギャップの理由が解った気がしました。

なぜ、この話題を取り上げたかというと、同じことが
社内においても日常的に見受けられるからです。

つい先日もある社員と面談をしました。

その中で、その社員は目指したい理想がありながら、さまざまな
要因が障害となり実現できずストレスを抱えていました。

しかしながら、その社員が語った数多くの「障害」は私から見れば
順を追って解決するだけの「課題」でしかありませんでした。


つまり、自分の目指す理想を実現すべく、課題を解決できるように
他の人に働きかけて協力してもらうという行動を主体的にとっていない
だけのことなのです。


社会において一人で成し遂げる成果は微々たるものです。

よくあるのが経営に必要なリソースは社長だけが持っていると考えがちです。

しかしそれは大きな間違いでリソースは社員一人一人に与えられているのです。
扱う範囲やリソースの大きさの違いがあるだけなのです。

例えば、上司は部下が使うことができる一番重要なリソースです。

経営上有益なことであれば上司を通じて必要なリソースはおよそ調達可能です。

先の社員に限らず、やりたいことが出来ないと閉塞感を感じる人は
たくさんいると思います。


しかし、一人一人が経営マインドを持って視点を変えて見直せば、
個人が抱いている理想の実現は十二分に可能なのです。


(私は若い頃、上司とは自分に協力するのが職務だと考えていました)


皆さん一人一人は「自分株式会社」のオーナーです。

他責で何もないと嘆かず、他人を巻き込み、自分が持っている
経営リソースを駆使して自分の理想を実現してください。

オーナーシップを持ち「自分株式会社」の経営に取り組みましょう。