山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

再点検

  • 社長メッセージ
最終更新日:2020.11.21

皆さんこんにちは。

今回はヒューマンスキルについて考えてみましょう。

よく言われるのが、入社年次や役職が上がるにつれて
身につけるべきスキルが変わっていくことは広く知られています。

順序としては、

テクニカルスキル(エントリー層)

ヒューマンスキル(中間層)

コンセプチュアルスキル(経営層)


前回のブログ「三方よし」で記したように、「世間よし」を実践することが
伸びるリーダーと伸び悩むリーダーの分かれ目となります。


そこで、次に「世間よし」は上記の段階でいえば、どこで学ぶのだろう?
という疑問が湧いてきました。

恐らく、上記の階層別に身につけるべき3つのスキルのうち、
中間層段階で身につけるヒューマンスキルに該当すると思われます。

そこまで考えて、はたと気づいたことがあります。

それは、会社としてヒューマンスキルを身につけるプログラムを
充分に提供できているか甚だ疑問に感じ始めました。

とは言え、全くないわけではなく、普段のOJTの中で
たくさんの人と接するうちにアドバイスされたり、気づきを得て
多少なりとも身につける機会はありそうです。


しかしながら、身につけるべきヒューマンスキルを明確にできておらず、
現場でのOJTのみに委ねていることには問題がありそうです。


早速、ヒューマンスキルとは何なのか?調べてみました。

当然いろいろな定義がありますが、一番シンプルな定義は、

「相手の思いや考えを正確に理解できること」
「自分の思いや考えを正確に相手に伝えることができること」

の二つに要約されます。
じっくり眺めてみると、簡単なようで
しっかりと身につけるには
非常に難しいことに気付きます。


日常の仕事において、自分のフィルターを通して真実に「味付け」をして
知覚したり、私心を持って相手の話を聞いてしまうエラーはよくあることです。


また、自分の思いや考えそのものが、一人一人の中で整理整頓されず、
曖昧模糊としたまま放置され、およそ他人に伝えることができる状況ではない
ことに加えて、そのことに本人が気づいていないことも多々あります。

ちなみにより細分化したヒューマンスキルは以下のものになります。

1 コミュニケーション能力
2 交渉能力
3 ヒアリング能力
4 プレゼンテーション能力
5 高い向上心
6 働きかける能力
7 リーダーシップ能力

やはり、先に触れた伸び悩むリーダーは、ヒューマンスキル
充分に身に付いていないことに原因があると思われます。


いずれにせよ、灯台下暗しとはこのことで、会社として身に付けるべき
ヒューマンスキル水準を明示できておらず、計画的に
スキルアップができる
体制になっていないことに気づいたのは、
私にとって大きな収穫でした。

他人と協調する上での基本スキルであるヒューマンスキルですが、
皆さんは身に付いていますか?一人一人において再点検が必要です。



会社として取り組むべき課題がまた一つ見つかりました。

一歩一歩、地道ながら、やるべきことを取り組んでまいります。