山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

自己責任の時代

  • 社長メッセージ
最終更新日:2020.07.18

皆さんこんにちは。

梅雨がなかなか明けずもどかしいですね。
コロナも収束傾向とはならず、鬱陶しい日が続きますね。

そんな中、世間を賑わせている話題が『GO  TO キャンペーン」です。

今の時期に行うかどうかの議論は、新聞やTV等々で語り尽くされているので、
ここではその是非を論じるつもりはありません。

当初、これを聞いたときは「何を馬鹿な・・」と感じました。

又、東京都知事は感染拡大防止とGO TOキャンペーンをなぞらえて
「冷房と暖房の両方をかける」と揶揄しました。


私もまさに矛盾に満ちた施策だと思いました。

しかし、旅行業界や運輸事業者の現状を考えると、
いますぐに
行うべき施策と言えなくもありません。

そう考えていくと、まさに本格的なコロナとの共生社会に
突入し始めたのだと認識するに至りました。

個人も、会社も、社会もコロナが蔓延する中、できるだけリスクを避ける
対応をしつつ、活動を止めないという新しい日常です。


さらに押し進めて考えてみると、見えてくるものがあります。

それは「共生」という美しい言葉とは別の「自己責任」という責務です。

つまり、政治や法律で一律に「可」もしくは「不可」を判断することはないので、
リスクを避けながら、あらゆる活動を行う判断は一個人や一企業に委ねられるわけです。

テレワークなども同じです。
自由な時間と場所で働けるという魅力と
同時に、自己をコントロールし、
成果責任を1人で明確に負わなければ
ならない厳しい側面を持ち合わせているのです。

恐らく、簡単にこの災厄は収束しないと思われ、
まさに
新しい生活習慣と価値観が定着していくものと思われます。

最適な判断と行動は何か?

全ての責任は、一個人、一企業が担うという時代に入りました。


(私はGO TOは利用しません)

緊急事態宣言が解除されたことは喜ばしいことですが、最適解が
常に自己判断で求められていることを自覚する必要があります。

『GO  TO キャンペーン」は、一人一人に自律を求める時代に向かう
パラダイムシフトの号砲なのかもしれません。