山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

重要な主体性

  • 社長メッセージ
最終更新日:2019.11.19

皆さんこんにちは。

秋雨が続いていましたが、午後より天気も回復傾向です。

昨日リンクアンドエーの役員会があり、その中で組織運営について
意見交換した際に新たな気づきがありました。

それは組織運営についてです。

組織運営には「トップダウン型」と「ボトムアップ型」があると言われますが、
一概にどちらがいいとか悪いとかはありません。

一般論としては、創業時や危機にある際にはトップダウン型が良く、平穏時や
組織の成熟期にはボトムアップ型が良いなどと言われています。

かく言う私も社長就任時は気負いすぎて、トップダウン型に近い形で現場に指示を出したことが
あります。決めるべき時には決める役割を担っているからですが、しかし現在では基本的に
ボトムアップ型の組織運営を心掛けています。

ところが、トップがトップダウン型のリーダーシップスタイルをとらなくても
結果としてトップダウン型の組織運営になるケースがあります。

それは、受け手側の主体性が弱い場合です。

つまり上司としては組織にて決定したうえで、丁寧に説明責任を果たしていたとしても
受け手側に「自分の責任において成果を出そう」という主体性が欠落していた場合は、
結局のところ、上司に言われるとおりにやっただけという結果に帰結します。

つまり、本人に意思決定した自覚が無いので結果的に「やらされ感」を感じてしまうのです。


それに気づき、逆に自分の若い時を思い出しました。

当時つかえていたトップは「超トップダウン型」でした。しかし、私は自分の意思で仕事の企画をし、
実行し、その結果を次にどう生かして工夫するかを考えていたのでやらされ感は皆無でした。

誤解を恐れず言うと、トップのリーダーシップスタイルの問題では無いのです。

もし、現在の自分に問いかけて「やらされ感」を感じているとしたら、自身の仕事への
取り組み姿勢をチェックしてみてください。

自分の意思でコミットして取り組むつもりなのか?

何か一工夫して、期待以上の成果を挙げるよう努力しているか?

もっと良いアウトプットを出すにはどう自分自身を改善すればよいのかを考えているか?



そんな風に、自分の意思において仕事に取り組む事で一番良い成果が出せますし、
良い成果を出せれば、評価され、感謝され、褒められ、仕事が楽しくて仕方がなくなります。

寝ている時間を省けば、人生の半分以上は仕事をして人は生きています。

その仕事が「やらされている」のか「夢中で取り組めている」のかでは、
人生という視点で見れば、その質と結果に大きな差が出るのは明らかです。


先日の役員会で改めて主体性の重要さに気付かされました。

そんな仕事を通じて得られる喜びを、社員一人一人に感じてもらえるよう努力したいと思います。