皆さん、こんにちは。

 

私事ですが、数日間の入院と予後管理のため、
2週間ほどお休みをいただいておりました。

 

30代後半で初めての入院を経験し、今回が2回目となりますが、
振り返れば私も50代の後半戦に差し掛かっています。

 

入院中は時間だけはたっぷりありますので、普段は忙しさに流され
深く考えないようなことにも自然と思いが及びました。

 

大学を卒業して働き始めてから、はや30数年。

 

振り返ると「あっという間だった」の一言に尽きます。

 

しかし、よく考えてみると男性の平均寿命は81〜82歳ですから、
仮にそこまで生きられたとしても残された時間はあと25年程度です。

 

想定外の不慮の出来事があると、その時間はさらに短くなります。

 

いずれにしても、確実に人生の折り返し地点は過ぎています。

 

「残りの人生、自分は何のために、どう生きるのか?」

 

若い頃はどこか他人事のように考えていたこの問いが、
今や極めて現実的な意味を持って自分に迫ってきています。

 

そんなことを、病室のベッドの上で行きつ戻りつ考えていました。

 

そんな時間を過ごしていた折、山田五郎さんの訃報を耳にしました。

 

彼がコメンテーターを務めていた「出没!アド街ック天国」が大好きで、
いつもその見識の深さと広さに感心して観ていました。

 

数年前から病を患いながらも活動を続けられ、
亡くなる数日前まで収録に臨まれていたそうです。

 

そして、その生前最後の収録テーマが「メメント・モリ」でした。

 

ラテン語で「死を想え」という意味です。

 

私はこれを、「残りの人生をどう生きるのか真剣に考えなさい」
というメッセージなのだと受け止めています。

 

亡くなられる直前まで衰弱する体と闘いながら収録を続けていた彼にとって、
それはまさに目の前に迫り来る切実なテーマだったことでしょう。

 

もしかしたらこのテーマは、死との距離が近づくにつれてピントが徐々に合い、
鮮明さを増していくものなのかもしれません。

 

このテーマから逃れることができないと悟るその時になって、
「あれこれやり残した」と後悔したくないものです。

 

 

誰にでもいつか必ず訪れる「メメント・モリ」というテーマ。

 

私にとっても、自分の生き方と向き合う深く良い時間となりました。
一日一日を大切に、しっかりと生き切ってまいります。