皆さんこんにちは。

 

今回は「リーダーの類型と要諦」について記します。

 

皆さんは「リーダーの役割」と考えたとき、
どんな姿をイメージするでしょうか?

 

おそらく、人によって思い浮かべるイメージは様々だと思います。

 

かつては、ぐいぐいと組織を引っ張る強いリーダーが理想とされていました。

 

俗に言われる「専制型(トップダウン型)」というスタイルです。

 

これは合意形成よりも、リーダーが素早く意思決定を行うことを重視します。

 

メンバーがまだ業務に不慣れな時期や、危機的な状況において、
非常に高い有用性を発揮します。

 

 

一方で近年は、心理的安全性を重視した「民主型」のリーダーシップを
選択するケースが増えています。

 

相互理解と合意形成を大切にし、チームのモチベーションを高めながら、
全員で協働して目標を達成しようとするアプローチです。

 

 

また、これら以外にも、メンバーが十分に成熟し自律している場合には、
個人の裁量を大きく認める「委任型」というスタイルもあります。

 

これは、一人ひとりが専門家として高いスキルを持ち、
自走できる組織において非常に高い適合性を示します。

 

それでは、どのスタイルが「正解」なのか?

 

これらのリーダーシップ論を考えるときに陥りがちな間違いがあります。

 

それは「どのリーダースタイルが優れているのか?」
という二元論で考えてしまうことです。

 

特に新任のリーダーは「良いリーダーだと思われたい」という気持ちから、
最初から民主的なスタイルを目指しがちです。

 

しかし重要なのは、リーダースタイルとは
「状況に応じて使い分けるべき手段」であるということです。

 

その時々の状況に適合していれば、いずれも正解になり得ます。

 

もっと踏み込んで言えば、目標達成を前提としたときに、
最も達成確率が高いスタイルはどれかという視点で選ばなければなりません。

 

 

では、変化の激しい時代において、
あらゆるリーダースタイルに共通する要諦とは何でしょうか?

 

それは、昔から変わらず「目標達成」というミッションです。

 

目標達成なしにチームが存続することはできませんし、
何よりも組織としての存在意義を失ってしまいます。

 

では、「目標達成」を大前提としたとき、
私たちが最も重視すべき規範とは何か?

 

これもまた、昔から変わらない「実践主義」だと私は考えます。

 

いくら頭の中で優れた戦略を考えても、どれほど精緻な検討を重ねても、
実践(具体的行動)がなければ結果は絶対に生まれません。

 

したがってリーダーは、チームの中に「まずはやってみる」
「粘り強く続ける」という実践的なカルチャーを育むことが肝要です。

 

これまでを振り返ると、働く価値観や社会環境は大きく変わりました。

 

しかし、その一方で成果を出すための要諦は何も変わっていません。

 

時代の流れと、今の自分のチームの現状を正しく認識すること。

 

そして、最適なリーダースタイルを選択しながらも、
要諦を決して外さないチーム運営を行うこと。

 

これこそが、今リーダーに求められていることです。

 

今のチームにとって、どのリーダースタイルが最適か?
チーム運営の要諦(目標達成と実践)を外していないか?

 

リーダーとしての自分のあり方を点検してみましょう。