皆さんこんにちは。

 

今回は、判断基準としての「自分軸」について記します。

 

自分軸とは、個人の経験や価値観に根ざした、
物事に対する判断基準のことです。

 

当然ながら、年齢を重ねて経験が増すにつれ、
その基準の目盛りはより細かなものになっていきます。

 

自分の経験則によって培った基準であるため、
過去の類似事例に対しては高い有用性を発揮します。

 

では、これまでに経験したことのない事態が生じた場合は、
どのような基準に沿って判断すればよいのでしょうか。

 

その場合の対応方法はさまざまです。

 

知見のある人に相談するのも一つでしょう。

 

最近では、ネット上にある第三者の相談コーナーなども
非常に人気があるようです。

 

逆に悪手となるのは、わからないまま曖昧に判断したり、
私心に拘泥して判断そのものを誤ったりするケースです。

 

自分自身を振り返ると、これまでに培ってきた自分軸で
判断できるケースがほとんどでしたが、
今もまれに未知の事例に出会うことがあります。

 

そうした場面において、私は「真善美」という基準に沿って
判断するよう心がけています。

 

 

まず、真善美の「真」ですが、これは主に「事実」と考えてよいでしょう。

 

重要なのは、そこに自分の主観(知覚)を混ぜ込まないことです。

 

特に損得勘定や責任回避といった主観は事実認定を誤らせます。

 

起きた事実のみを客観的に受け止めることが大切です。

 

 

次に「善」という基準です。これは法令にとどまらず、社会規範、
そして何より人としての良心に沿っているかどうかも含まれます。

 

人から後ろ指を指されるような判断や、自分を誤魔化して
良心を裏切るような判断は避けたいものです。

 

善き考え方は、自らの心も穏やかにしてくれます。

 

 

最後に「美」という基準です。

 

これは主に「他者に堂々と説明できるかどうか」が大切だと考えています。

 

また、判断の根底にある心持ちが誠実さや正直さに沿っているかを確認します。

 

人に説明しづらい曇った心持ちは判断を誤らせます。

 

常に正々堂々と顔を上げていられるよう、日頃から心がけておきたいものです。

 

 

そして何より、この「真善美」を基軸に判断することの最大の効用は、
恐れや不安が大きく軽減されることにあります。

 

未知の事象に対しても、過度に心配することがなくなります。

 

先日、ある出来事をきっかけに、13年前の社長就任時に
「真善美を基軸にした経営を行う」と表明したことをふと思い出しました。

 

今も変わらずその考えに基づいて日々経営に当たれているか、
私自身のセルフチェックも含めて書き記してみました。

 

皆さんの参考になれば幸いです。