職人さんの技術

最終更新日:2021.02.13

皆さんこんにちは、金沢支店工事課の山中です。

私は現場の工事担当をさせていただいております。

その工事担当の主な業務といえば、大きく分類すると安全管理・品質管理・工程管理・原価管理・顧客管理があります。

現場管理といってもこのように工事現場や社内で行う業務など様々な管理業務がありますが、どれにおいても大変ではありますが、日々変化する楽しさや建物が出来上がる喜びがあるのでそれに比例して毎日達成感とやりがいがあります。

その中で今回は私達が現場で見ている現場作業をご紹介したいと思います。

 まずは、家づくりの始まりとなる基礎工事です。大きな重機や測量機器を使い掘削や締め固めを行い、出来上がる基礎の上端も水平になる材料を流し込み誤差の無い均一な作業をしています。また基礎に埋め込んであるアンカーボルトは多い現場では百数個ありますが、1本ずつ位置や高さにズレがないかといった設置作業を行っています。基礎工事においては大胆なイメージをお持ちの方もおられると思いますが、逆に繊細な業種の1つになります。

次は上棟時に安全な作業ができるように、建物の周りに組む仮設足場工事です。仮設足場といっても様々な部材を組み合わせ水平の確認や揺れに対しての補強を正確に行いながら組み上げています。この足場のおかげで高所作業である屋根工事や外壁工事が安心して安全に作業ができております。この足場の組み立てや解体作業は1日で作業している事がありますが、その段取りやスピードにはいつも驚かされます。

 次は建物が建つと照明やコンセントなど生活には欠かせない電気工事です。家全体では百数本近くにもなる電気配線や配管を天井裏や壁の状況をみながら1本1本配線を通しています。配線をよく見ると何用の配線なのか、どこに接続するのかといった事を後からでも分かるようにすべての配線の端部にはマーキングしてあります。それを最後に照明器具と結線し点灯するとスイッチ1つで電気が点灯するので、そのありがたさを実感できる瞬間となります。

 このように家づくりには様々な業種があり沢山の皆さんの協力のもと工事を進める事ができています。現場ではいつも出来ていて当たり前の作業であっても、このように見えない所で職人さん達の細かな計算や配慮が数多くされています。ですから現場で顔を合わせる職人さんからは常に学ぶことが沢山あります。

ごく一例ではありますが、これからもこのような職人さんの技術を大切に守っていけるように感謝の気持ちを忘れず、お互いを高め合いながら、精進してきたいと思います。