こんにちは、設計部の井上です。

木々の新緑がいっそう 深まり、山々に残る雪も少しずつ少なくなり、初夏の訪れを感じる季節となってきました。
私事ではありますが、先日出雲を訪れる機会がありました。
出雲大社は、縁結びの神様として知られる大国主命をお祀りする神社です。
旧暦10月には、全国の八百万の神々が集まり、人と人との縁や、さまざまな巡り合わせについて話し合うとされています。
今回は、神々がまず集まる稲佐の浜で砂をいただき、出雲大社の「素鵞社(そがのやしろ)」でその砂をおさめ、新たに御神砂をいただいてきました。

御神砂には『お清め』や『ご縁を結ぶ力』があるとも言われているそうです。

帰宅してから、その砂を家の神棚の近くにそっと納め、あらためて手をあわせたときに、ふと自分の母親の姿を思い出しました。
実家では、母がよく神棚に手を合わせており、当時は特別気に留めていませんでしたが、大人になった今、その姿を思い返すことがあります。
「家族が元気でありますように。」「今日も無事に過ごせますように。」きっと、そんな日々の願いを祈っていたのだと思います。
うれしいことがあった時や、心配ごとがある時、何かをお願いしたい時など、日本人は昔から、目には見えないものにそっと手を合わせながら暮らしてきました。
改めて神棚という場所を考えると、とても日本らしい場所に感じられます。
最近は神棚のスタイルもさまざまに変化していますが、忙しい毎日の中でも、家族の幸せや日々の無事を願い、そっと手を合わせる時間は、今も昔も変わらず大切なものなのかもしれません。
神棚とは、そんな暮らしの中の祈りを受け止めてくれる場所になると感じました。
