山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

許すということ

  • 社長メッセージ
最終更新日:2022.06.18

皆さんこんにちは。

随分暑くなってきました。

さて、今回は改めて「許す」ということについて
考えてみたいと思います。

昨年も取り上げたテーマなのですが、
とても大事なことなのでもう一度考えてみたいと思います。

かくいう私もこの事に気づき、その大事さを身に染みて
そうだと思うようになったのはつい最近のことです。

このことに気付かされたのは瀬戸内寂聴さんの言葉にありました。

「人は全て他人から許されて生きている」

その言葉を聞くまでは、私は自分自身で正しい意思決定と
努力をして今の自分があるのだと疑わずにいました。

しかし、よくよく自分の人生を振り返ってみると
様々な他人との軋轢がありました。

しかし、時を経てみれば一時は顔も見たくないと思ったり、
この人とは二度と関わらないだろうと感じた人でさえ、
また言葉をかけてくれたり、また笑顔で接してくれたことを思い出しました。

起きたことの原因や成否はどこにあるにせよ、一度は軋み痛んだ関係が
また穏やかさを取り戻したことが何度もあります。

それは、自分が正しいからそうなったのではなく、
相手が自分を許してくれたからです。

そのことに気付いてから、
他人に感謝できることがとても増えたように思います。

自分の意に反することや期待とは異なる言動に出くわしても
相手には相手の事情があるのだろうと考えるようになりました。

いかなる人も非の打ち所の無い完全な存在ではありません。

その真実を受け止めて許されながら生きていることに感謝をし、
そしてまた許すことを心がけていくべきではないかと思います。

未だ未熟者の自分に言い聞かせる意味で
このテーマを再度取り上げました。

「人は全て他人から許されて生きている」

許し、許される過程で心穏やかな関係に満たされる
日々を過ごしたいものですね。