山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

キックオフ

  • 社長メッセージ
最終更新日:2022.06.04

皆さんこんにちは。

昨日はこれから導入する1on1ミーティングの
キックオフミーティングがありました。

自分なりに新しい気づきがあったのでそのポイントを
整理して記しておこうと思います。

まず、説明会の前から疑問に思っていたのが
個人面談と1on1ミーティングの違いはどこにあるのか?
ということです。

恐らく一番の大きな違いは
面談のテーマそのものを被面談者が選定する
という点にあります。

通常の個人面談は少なくとも一定の上下関係を前提に
相互の業務上の情報共有と確認を行う場であり、
あくまでも業務の範囲に留まります。

それに対して1on1面談はテーマ選定が被面談者に委ねられている上に
扱う範囲は仕事はもちろん人間関係やプライベートまで幅広く扱います。

ここに一つのポイントがあります。

上司が知りたいとか確認したいという視点ではなく、
被面談者が選定した興味関心ごとを面談のテーマとする点が
これまでの個人面談と異なります。

本人が主体的に相談したいことのみを持ち込むので
面談の生産性は上がると思われます。

もう一つの特徴は、被面談者を支援するコーチングスタイル
を徹底することにあります。

上司から指示命令や解決策を提示するのではなく、
全ては被面談者が主体的に考えてアクションプランに至ります。

自分で答えを出し、実行するスタイルなので
これまた実行フェーズにおいても一番生産性が高いと思われます。

何事も人から言われたことを実行するだけでは
本当に質の高いアウトプットと満足度を得ることはありません。

完全なる主体性がグッドパフォーマンスの
基本であることを再認識しました。

最後に一番大きな気づきがあった点ですが、
被面談者が持つリソースの範囲でしかパフォーマンスが出せない
という事実です。

考えてみれば当たり前の話ですが、
上司がいくら正しい策やプロセスを示しても、
実行する部下に実現可能なリソースがなければ一向に実現しないのです。

この点は私も大いに考え直す余地があると感じました。

できて当然とかこの程度はやれるだろうという上司視点の期待は
部下のパフォーマンスを阻害する原因になることを学びました。

そう考えてみますと1on1ミーティングの根底には
相手を受け入れ、信じて託す
ということの実践が求められていることに気づきます。

これらの研修を通じて、
より活力溢れる社風にしたいと考えています。