山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

願望の明確化

  • 社長メッセージ
最終更新日:2021.06.12

みなさんこんにちは。

梅雨入りが近そうですね。

さて、今回は自己疑念について記します。

先日、ある社員の面談を行いました。彼は今後のキャリアについて
悩んでいたようです。いくつかアドバイスをして面談を終えました。

彼のみならず、たくさんの人に見受けられる症状なのですが、
一定の成長を達成した後に目標を見失うことが多いのです。

例えば、新卒入社した人を例に挙げると分かりやすいと思います。

入社して彼らはまず「1人前」を目指します。目標は明らかです。
次に「昇格」を目指します。我が社で言うところの「主任」です。

ここまでは、新卒入社した社員に共通する明確な目的があります。

ただ、そこから成長が止まったり、スピードが落ちたり、
方向感が定まらない人が急速に増えます。

なぜ、そうなるのかという理由は「明確な目標」を見失うからです。

私どもアルスホームにおいても階層別研修を行い、目標を設定し
サポートする努力を行なっています。

それはそれで有用なのですが真の成長のためには不充分です。

なぜなら、成長のためには強い願望が必要だからです。

当然ながら、強い願望というのは自ら欲するものなので、
研修などで他人から与えられたりするものではありません。

長らくたくさんの人を見てきて確信的に思うのは、一定の成長の後
視界不良に陥る人のほとんどが強い願望を持っていません。

さらに踏み込んで掘り下げると「今自分は何を欲しているのか?」
という自問自答を行い、願望を明らかにする習慣がありません。

自己実現の原則は、手に入れたいものを明らかにして、それを
手に入れるべく正しい行動を選択するということが絶対条件です。

従って、手に入れたいもの、すなわち「願望」を明確にしない
こと
には、次に取るべき行動を選択することすらできなくなります。

従って、常に自分自身に問い掛け、願望を明らかにする習慣は
継続的な成長と自己実現のためには不可欠なのです。

最近停滞感を感じたり目標を見出せていない人は
自分自身に問いかけてみましょう。

「私は何を求めているのか?」

思いつくキーワードを書き連ねるだけでもかなり
現在の自分の願望が見えるようになります。


(自分の願望の実現のためには、他人にも同じように与えることがとても大事です。)

願望を手に入れ、また自問自答し、次なる願望を見出し、
その実現に向けてチャレンジするグッドサイクルを作りましょう。