経験から学ぶ
- 会長メッセージ
年の瀬も押し迫ってまいりました。
今年の最後のブログにどの記事がいいかと考えていましたが、これに決めました。
これまでも何度となくお伝えしていることではありますが、
人生において、生きていくことにおいて、とても大切なことです。
スポーツやゲーム、仕事など、日々の日常の中には
一人一人様々な判断があり、成功と失敗が存在します。
その結果をただ受け入れるだけでなく、きちんと反省や振り返りを行うことが大切です。
振り返りでは自分の判断に対して、大概「状況が・・・」「相手が・・・」と
他責にしたがります。
しかし、そこからもう一歩踏み込んで考えなければなりません。
自分自身はどうしてそうしたのか。なぜ相手はあのようなことを言ったのか。
そこから見えてくるものがあります。
自分に都合よく進めようという操作主義の自分であり、
相手のことを受け止めようとしない頑なな自己防衛をしている自分自身です。
つまり、自分の中にある「無意識のエゴ」そのものです。
そして、「そんな自分がいる」ということを認めることができた時、
ようやく相手が言った言葉、行った行動の背景やその想いに目を向けることができます。
そこに「相手にとっての真実」が浮かび上がってくるのです。
そうした時に、自分自身の中で、二度と同じ失敗はしない、という覚悟ができるでしょう。
さらには、このようなことを自分に気付かせてくれた、
そのご縁に感謝する気持ちが芽生えてくる。
自分が判断したその時は決して戻ることはありません。
手遅れの一つ一つを活かすこと、それが人としての成長の階段を一歩ずつ登っていくことになるのです。
私もまだまだ失敗の繰り返しですが、その手遅れを一つでも活かしていく努力を
これからも続けていきたいと思います。