山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

新しいチャレンジ

  • 社長メッセージ
最終更新日:2019.11.19

皆さん明けましておめでとうございます。

我々アルスホームは昨日5日より新年のスタートを切りました。

毎年5日のこの日は社外の施設を利用して朝から夕方までチーム別検討会を
行い、その後夕方より新年懇親会を開催しています。


(新年会は毎年幸福感に包まれる時間です)

今年の検討会のテーマは「設計コンセプトに拘る理由を定義して、その課題を明らかにせよ」
というものでした。年を経るごとに選定テーマが難しくなってきています。

前年11月より全12チームに分かれて検討を重ねて参りました。



(短時間で内容を読み取り講評するので夕方にはぐったりです)

各チームのそれぞれのカラーがあるばかりでなく、その出来栄えも大きな差が出ます。

今回最優秀賞をとったのは工事部の安田係長をリーダーとしたチームです。
論理構成、課題選定の相応しさすべてにバランスがよく秀逸な仕上がりでした。

毎年各チームのアウトプットに大きな差が出ますが、その原因を考えてみると
いくつかポイントがあることに気づきます。

まず、「問われている問題を正しく認識してゴールのアウトプットイメージが見えていること」です。

上手くいかないチームはゴールイメージを共有しないままスタートし、そのうち壁にぶつかり
自チームがどこまで進んでいるのか解らなくなり迷走することになります。

もうひとつ上手くいくチームの特性は「アウトプットが聞き手側に伝わるように意識が働いていること」です。

具体的にはストーリー性のある論理構成であったり、発表資料の見易さであったり、
プレゼンターのポイントを押えた話し方などです。

上手くいかないチームは、自チームの発表内容を表現することに精一杯で上手くできている
チームのように、周辺状況、特に相手にどう伝わるのか?ということまで気が廻りません。

そう考えてみると我々の日々の仕事にも同じことが言えます。

正しくリクエスト、ニーズを理解しているのか?

要求されているアウトプットイメージは見えているのか?

最終的に相手にとって解り易くベストな回答となっているのか?

一見当たり前のように聞こえますが、お客様と我々との関係、また上司と部下関係において
微妙な齟齬やずれが実際には起きていて、相手のニーズに答えられてないことがたくさん起きているのです。

日々の仕事の中でこの基本を外さないように習慣化する必要性を強く感じた次第です。

チーム別検討会開催の冒頭に私より新年方針を発表させていただきました。

方針自体の言葉は平易な表現ですが、意味するところは革新であり、これまでを
否定しての新たなチャレンジでもあります。

お客様の期待以上の良い提案をするためにも、各課題に取り組み
上に記した基本プロセスをしっかりと行えるよう努力する所存です。

大きく飛躍する一年にしたいと考えています。
本年もよろしくお願い申し上げます。