皆さんこんにちは。

 

今回は「意思決定のミス」をテーマに、
身近なケーススタディから学びたいと思います。

 

まずはじめに、意思決定において外してはならない
重要な要件を確認しておきましょう。

 

前提として、以下の3つが挙げられます。

 

① 本質を押さえた判断を行う
② 長期的な視点での判断を行う
③ 客観的な視点で検証し判断を行う

 

しかし、現実の場面では、こうした意思決定の要諦が
外されてしまうことがよくあります。

 

例えば、私が居住しているマンションでこのようなことがありました。

 

今年度の総会でのことです。最近のインフレに伴い修繕積立金が不足し、
将来の支払いに耐えられなくなることが容易に想像できたため、
私の方から修繕積立金の引き上げを提案しました。

 

しかし、この案に賛同する人はごく少数でした。

 

「積立金がアップする」という事実そのものへの拒否反応が強かったのです。

 

本来であれば、自分たちが所有する不動産の快適性と価値を維持し、
将来の大きな資金拠出を避けて負担を平準化し、一時的な負担を回避するという
合理的な判断がなされるべきですが、そうはなりませんでした。

 

簡単に言えば、「今支払うお金が少なければ良い」という
短絡的な判断が下されてしまったのです。

 

これは、先ほど挙げた3つの要諦を完全に外しています。

 

本質を大きく外し、短期的かつ主観的な判断となった典型例だと言えます。

 

こうした意思決定のミスは、視点を広げると
政治の世界にも同じ構図で見出すことができます。

 

財源の目処がないにもかかわらず年度予算が増加し続けたり、
食品の消費税を期限付きで引き下げる決定が行われたりしています。

 

口先では「責任を取る」とは言われますが、
物事が問題になる将来のその時に、
本人が首相である保証はどこにもありません。

 

また、「将来世代」と言われる時代が訪れた時には、
本人が政治家を続けている保証すらありません。

 

政治家としての矜持、つまり長期的な視点に立ち、客観的な現状を鑑み、
日本という国が将来どうあるべきなのかという
国家観を持って政治に臨む政治家が少ないことに情けなさを感じざるを得ません。

 

 

仕事においても、日常の生活においても、そして人生においても、
私たちは数多くの意思決定の機会に直面します。

 

皆さんも、何かを決断する際にはぜひ「3つの要諦」を確認してみてください。

 

上記のケーススタディを他山の石として学び、
正しい意思決定を行い、望む成果を形にしていきましょう。