
今回の記事は、私たちにとても重要な2つの力、
「直観力」 と 「概念化力(コンセプチャルスキル)」
について書かれています。
2回の連載として、私見をお伝えしようと思います。
まずは「直観力」です。
直観とは、単なる勘やひらめきではありません。
経験を積み重ねることで培われ、物事の本質を瞬時に感じ取る力です。
これは住まいづくりにおいて、とても重要な能力の一つです。
私たちが耳を傾けるのは、お客様が語るご要望だけではありません。
その言葉の奥にある暮らしへの願いや、
まだ言葉になっていない想いを感じ取ることが、
そのお客様だけの本当に心地よい住まいを実現する第一歩となります。
この力はプランニングする設計だけに必要なものではありません。
ライン業務の営業、工事はもちろん、スタッフ業務である企画、管理など、
どの仕事にも共通して、身につけ、磨き上げていかなければならない力です。
相手を理解し、本質を見極める力があるからこそ、新たな価値が生まれます。
今やAIが多くの情報を提供してくれる時代になりました。
しかし、人の想いや空気感、未来への期待まで感じ取ることは、
人にしかできません。
そしてそれを言葉に変えて伝えることこそ、
人に求められる大切な仕事といえるでしょう。
だからこそ私たちは、知識を増やすだけではなく、
経験を重ね、人と向き合い、感性を磨き続けながら、
直観力を鍛えていくことを忘れてはならないのですね。
次回は、その直観をどのように価値へと高めていくのか、
「コンセプチュアルスキル」について考えてみたいと思います。