皆さんこんにちは。
昨日、次世代マネージャー研修のレビューを行いました。
一人ひとりが抱える課題はさまざまでしたが、その課題と真摯に向き合い、
格闘している姿を見て非常に頼もしく、明るい未来を感じました。
その際、参加者の一人にフィードバックした内容がありますので、
今日はその話を共有したいと思います。
普段、会社で仕事をしていると、このような状況に陥ることはないでしょうか。
例えば、業務が重なり「一杯一杯」になってしまう状況です。
仕事が次々と積み上がり、自分の処理能力では
オーバーフローしてしまう可能性が高い状態です。
こうした状況に直面したとき、多くの方は、
「残業をしてでも何とかクリアしよう」と考えます。
一見すると、責任感が強く、正しい対応のように見えますが、
こうした対処方法が習慣化すると、好ましくない状況を引き起こします。
まず第一に、頑張っている本人が疲弊してしまいます。
2、3日程度の一時的な負荷であれば「最大瞬間風速」と割り切って
乗り切ることもできます。しかし、それが常態化すると心身の健康を損ない、
仕事への情熱そのものを失いかねません。
加えて、このような状況下では、ミスやエラーも発生しやすくなります。
同様のことは、リーダーやマネージャー層にも起こりがちです。
* 期日までのアウトプットのプレッシャー
* 部下とのコミュニケーションの悩み
* 上司から次々と飛んでくるリクエスト
さまざまな要因が重なり、いとも簡単にオーバーワークの状態に陥ってしまいます。
こうした状況の根底には、ある共通の前提があります。
それは、「すべて自分がやらなければいけない」という思い込みです。
一見すると、責任感のある立派な考え方のように思えます。
しかし、先に述べた通り、オーバーワークが一瞬ならいざ知らず、
常態化すると組織や個人に多くの悪影響をもたらします。
では、日常的に起こりがちなこうした状況をどのように
改善・軽減していけばよいのでしょうか。
その答えは、「すべて自分がやらなければいけない」
という発想そのものを変えることです。
業務の負荷が大きくなると予想される時点で、
それを一人で抱え込まず、チーム内で共有し、
「組織の課題」に置き換えることが重要です。
「三人寄れば文殊の知恵」という言葉もあるとおり、
個人の悩みとして抱え込むのではなく、オープンな課題として共有することで
解決策が見つかることはたくさんあります。
自分が抱えきれないほどの荷物を抱えている状態は、視点を変えれば
「自分のリソースが不足している」状態だとも言えます。
不足しているリソースは、組織から調達するしかありません。
困った状況に陥ったときは、一人で抱え込んで苦しむのではなく、
速やかに声を上げ、オープンに相談できる組織風土を育むことが大切です。
一人で悩まず、みんなで共有し、アイデアを出し合い、
お互いに助け合える会社にしていきたいものです。
そのためにも、単なるワーカーの視点ではなく、
経営的視点、つまり「組織からリソースを調達する」という発想を持ち、
課題解決に挑む習慣を身につけていきましょう。