共通のベクトル

最終更新日:2019.12.17

 

富山第二支店設計課の堂谷です。

寒い季節になりもうそろそろ年末年始が近づいてきましたね。年末の大掃除、年賀状の準備、子供達へのお年玉の準備などなど、、、いろいろと準備が大変な時期ですがひとつずつこなしていきましょう!

さて私事ですが1級建築士の資格試験にチャレンジし、先週製図試験を受けて参りました。

簡単に説明すると製図試験は出されたお題に対してプランを考え、図面を手書きでかいて審査されるという試験です。私は週に一度資格学校に通って課題の解き方を教えてもらい、問題を解いて力をつけていくという勉強方法でした。ここでひとつ言うと一級建築士の製図試験は上位約40%が合格するという試験なので、授業を一緒に受けているクラスメイトはライバルとなります。
しかし私の通っていた学校は、課題をといて作図をしたら、いつも最後に図面を後ろに張り出してクラスメイトの図面を見合うという授業形式でした。

クラスメイトの図面を見て学ぶことはたくさんありました。
出された課題に対して自分とは違う方法でプランしてあれば「そういう方法もあるのか、、、」と気づくことが多くあり、
わからないときは質問し、どうしてそのプランになったのか教えてもらいました。
時にはクラスメイトのミスに気づいて指摘することもありました。
逆にクラスメイトから私の図面のミスに気づいて指摘してくれることもありました。

つまりクラスメイトはライバルでもありながら、一緒にがんばる仲間でもありました。「1級建築士に合格する」という共通のベクトルを持ち、そのベクトルに向かって切磋琢磨しあいながらがんばることに、きつかった勉強もいつの間にか楽しいと思えるようになりました。

ふと考えてみると、アルスホームの家づくりでも似たようなことが言えるのではないかと思います。
お客様の家づくりに対し、社員一丸となりお客様にベストを尽くすというベクトルを持ち、時には話し合いながら進めていくということに、今回の試験勉強を通じて似通っているところがあるのではないかと思いました。その楽しさを改めて実感した今、仕事でも見出せるよう邁進していきたいと思いました。

そして話は変わりますが、クラスメイトはもちろん試験中は様々な方々に支えられました。毎晩勉強のためにカフェに寄り、遅くまで勉強しても起きて待ってくれていた母、学科試験に受かったときにおめでとうと言ってくれた会社の方々、「製図試験はこの道具を使うといいよ」「どんな結果でも頑張ったこと自体がこれからの自分の糧になるよ」と教えてくれた上司、「いつもがんばってるね」と声をかけてくれた学校の職員の方々。

支えてくださった方々への感謝の気持ちもこめて合格できていたらいいなと思います。
仮にだめでも、きっとまたがんばれます。
この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。

試験結果の公表は約2か月先でまだわかりませんが、自分だけではなく共に頑張ったクラスメイトの合格も祈り、合格発表の日を待ちたいと思います。