先輩が教えてくれた、大切なこと
福井支店設計課の辻野です。
日差しが日に日に強くなり、本格的な夏の訪れを感じますね。 皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、少し時間が経ちましたが、今回は福井支店にとって大きな出来事をご報告させてください。
去る7月11日、長年私たちの支店を支えてくださった管理課の西田さんが、本社へ異動されました。
異動されてから今日で2週間と少し。支店に先輩の姿がないことにまだ慣れません。特に日曜日は支店に一人になる時間が多く、「いつもなら先輩がいたのにな」と、ふと寂しい気持ちになります。
土日の打ち合わせ時のお茶出しを自分たちでするようになり、「あ、ペットボトルの飲み物が補充されてない…!」なんて些細なことで、先輩がいてくれた日常のありがたみを痛感する毎日です。私たちが自分の仕事に集中できるよう、見えないところでどれだけ多くのことをサポートしてくれていたのか。今、その大きさを改めて実感しています。
先輩から学びたいことは、本当にたくさんあります。
いつも笑顔でお客様にお茶を出してくださっていた先輩。私たち設計担当よりお客様と直接お話しする時間は短いはずなのに、お客様アンケートで名指しで感謝の言葉をいただくことが何度もありました。その細やかな心遣いや人柄が、お客様に安心感を与えていたのだと思います。
そして、仕事に対する姿勢。
私が何か分からないことを質問すると、自分のことのように一緒に悩んでくれて、答えが見つかるまで徹底的に調べてくれる、そんな頼もしい先輩でした。その真摯な姿は、私の目標です。
話は変わりますが福井支店には、異動される方に「思い出の写真入りグッズ」を手作りして贈るという、ささやかながらも大切な文化があります。
この文化は、西田さんたちオープニングメンバーが「仲間を大切にしたい」という想いから根付かせてくださったものです。
支店のイベントではいつも企画側に立って私たちを盛り上げてくれる先輩ですが、いざ仲間を送り出す場面になると、誰よりも寂しがって、みんなのために涙を流してくれる…そんな、誰よりも情に厚い方なんです。
だからこそ、今回は私たちが先輩のために、とびっきりの感謝を伝えたいと思いました。たくさんの「ありがとう」を込めてプレゼントを贈った時、やっぱり先輩は、私たちの気持ちを受け取って、瞳を潤ませて喜んでくれました。その笑顔が見られて、本当に嬉しかったです。
(プレゼントを企画頂いた福井支店のみなさんありがとうございます!私は最後の製作に参加させて頂きました。)
この温かい文化も、先輩が教えてくれた優しさも、これからもずっと受け継いでいきたいと思います。
西田さんが見せてくれた、お客様への細やかな心遣い、どんな課題にも真摯に向き合う姿勢、そして仲間と心を通わせる温かさは、まさにアルスホームの企業理念を体現しているのではないかと感じています。
家づくりは、設計図面だけで出来上がるものではありません。お客様を想う一人ひとりの社員の心の積み重ねが、お客様にとって本当に心地よい「暮らし」を創り上げるのだと、先輩の背中から改めて教わりました。
先輩から受け取ったこの温かいバトンを、今度は私たち自身がお客様の笑顔へと繋いでいけるよう、より一層精進してまいります。
西田さん、5年間、本当にありがとうございました!
新しい場所での毎日を応援しています。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします!