愛着。

最終更新日:2019.11.28

師走も間近ですが、本日はとても暖かいですね。
金沢支店の古野です。

アルスホームの家づくりの考え方に「長く愛着の持てる住まいづくり」がありますが、最近その「愛着とは何か」について考えています。

愛着を調べれば「慣れ親しんだ物事に深く心を惹かれ、離れ難く感じること」とあります。

そんな住まいづくりを支店としてすべからく提供出来ているのだろうか・・・

 

私が長く愛着を感じているモノと言えば、残念ながら住まいではないですが、20年来ほぼ毎日身に付けている腕時計があります。デザインや機能性はもちろんですが、離れ難く感じている理由として、亡くなった祖母の思い出が関わっている点です。

 

大学で実家を離れた私の身を案じて、毎月のように手紙を送ってくれていた祖母。
そんな祖母が「一生使えるモノを買うのに使いなさい」と言って譲ってくれた定期預金。
その2週間後の訃報・・・亡くなってから数年間使えずにいましたが、一生使おうと決めて購入した経緯があります。ですから壊れても何度となく修理して使っています。
その時計以外にも私の場合、モノへの愛着には必ず人との関わりや思い出があります。


我々は「住まい」を提供しています。もちろんデザインや機能において長く愛されるために、どうあるべきか日々悶絶しています。
しかし「住まい」だけではなく「住まいづくり」の過程そのものも、お客様が深く心惹かれ、離れ難く感じて頂けているだろうか、お客様の住まいづくりに関わる社員一人ひとりが提供するサービスそのものは、一生の思い出となるような関わり方となっているかどうか、についても日々悶絶し考えなくてはなりません。

 

展示場にお越しいただく前から印象は良いだろうか。
お越し頂いた際の接客は思っていた以上だろうか。
プランニングもお客様の期待を上回る内容とプレゼン力だろうか。
現場管理や対応は期待以上だろうか。
引渡後の対応力は・・・と、考えればキリがありません。

 

当社が金沢で住まいづくりを始めて丸10年。

今一度「愛着の持てる住まいづくりとは何か」を支店ならびに自分自身でも考え続けたいと思います。