山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

違和感の原因

  • 社長メッセージ
最終更新日:2024.01.27

皆さんこんにちは。

今回は転職活動について記します。

最近は、働く人の流動化が進んでいて
弊社にも様々なルートから転職情報が入ってきます。

特に最近増えたのが転職エージェントからの紹介です。

転職活動を行う人にとっては、
仲介役を挟んでの会社紹介や条件交渉ができるため
利便性を感じるようです。

そうした利便性を否定しませんが、
個人的にはいつも気になることがあります。

それは「なぜ自分で考えて答えを出さないのか?」ということです。

私の考え方が古いのかも知れませんね。

しかし、転職を繰り返し、その都度エージェントからの紹介に頼り
会社を渡り歩く姿にはどうしても違和感を感じるのです。

そこで違和感を感じる原因について考えてみました。


まず、第一に本質的な着眼点に違いがあります。

私の場合は、その会社の考え方や
社会にとっての存在意義をまず第一に考えます。

また、商品やサービスの独自性、
裏付ける独自技術の有無なども拘りたいところです。

しかしながら、転職を繰り返す人に共通しているのは損か得か、
つまりは採用条件だけを比較考量する傾向があります。

ですから、HPすら見ないで応募してこられる人も珍しくありません。


次に、時間軸の違いがあるように思います。

私の場合は、長期的な視点で自分が成長できるかどうか、
もしくは活躍の幅が拡がるかを重視します。

そして、自分の心が満たされる状況になる
イメージが持てるかどうか考えます。

反対に、転職エージェントに登録されている人の多くは
如何に高値で受け入れてもらうかを最大の目標にしています。

あくまでの現時点の衛生要因だけを考えて意思決定することがほとんどです。

従って、本人と会社のビジョンの整合性や
成長イメージの話をすると噛み合わないことが多くなります。


最後に、客観的な視点で判断をするかどうか
という点においても違いがあるように思います。

自分であれば、現時点でのスキルやナレッジを棚卸し
自分のリソースで相手の期待を上回る貢献が
できるかどうかを慎重に考えると思います。

しかしながら、多くの転職者は自分の提供できるリソースを超えた
いわば、背伸びをしたオファーを希望する傾向にあります。

その場合、入社してから会社としては
期待値を下回る結果になるのでロスロスの状況に陥ります。

当然、居心地の良くない職場にはいづらくなるので
結局、また転職活動を行うことになります。

総じて言うなら、私は目的重視、転職市場は目標重視
という違いがあるということなのでしょう。


せっかくの出会いですから、
お互いにウィンウィンの転職活動にしたいものです。

あくまでもアルスホームは理念重視の姿勢で採用活動を進めて参ります。