ニーズに応える
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今年度より社内の一定階層以上の社員と
将来に向けた面談を行っております。
詳細は割愛しますが、非常に手応えを感じています。
それぞれの成長意欲にかなりばらつきがでるのではないかと
想定しつつ始めた面談ですが、思いの外、色々な形がありつつ
何らかの想いをそれぞれが持っていて嬉しい限りです。
ただ、それぞれの想いを叶えるための具体的な課題を
聞くと共通してある視点が抜けていました。
ほとんどの社員は想いを叶えるために自分が
身につけなければならない技術課題については
割とスムーズに話が出てきます。
それはそれで重要なのですが、他方で違う視点での
重要な課題の設定が必要なのです。
それは「他人のニーズに応えること」です。
もっと具体的に言えば「上司やチームのニーズに応えること」
がまず持って重要なのです。
私は普段から会社全般の人事を行なっていますが、
希望するポジションを本人から聞くことはありません。
もっとも本人から希望を聞いて人事をしていては
組織の全体最適な形が構築できません。
基本的な適否や実力、実績を踏まえながらも
一番重視するのは上司の意見です。
「そろそろこの人にやらせてみたい」
そうした上司の最後の「推しの一声」が
実際の人事の決定を左右するのです。
これは上司に媚びへつらえ、ということではありません。
上司が何を実現しようとしているのか?
上司は自分に何を期待しているのだろうか?
チームへの貢献はどのようにすれば良いのか?
そうした奇譚のない意見交換を上司と行い上司やチームの
ニーズを理解しシェアするプロセスが必要となります。
考えてみれば当たり前の話ですが会社の場合は
世の中のお役に立たなければ発展しません。
要は必要とされる存在とならなければならないのですね。
それは個人も同じです。
従って自分自身に求める技術課題と同じレベルで
上司やチームが求める課題設定が必要なのです。
その上で自分以外の他人が評価や感謝を示してくれる
ようになればステップアップは実現したも同じです。
神様は公平で、お役に立っている人を
放ってはおきません。
自己完結でステップアップできるのは
おのずと限界があります。
周囲が自分に期待していることを理解し、
貢献することによって自分自身のフィールドを
どんどん拡げていきましょう。