皆さんこんにちは。

今回は、先日の出張で知った有用な知見を紹介します。

それは、マインドセットに関する知見です。

スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック博士が
成長につながる考え方として整理したものです。

私は兼ねてより、同じ環境下で個人ごとの成果に
大きく差が出ることに疑問を感じていました。

しかし、一人一人の基本的素養に大きな差が無いことが多く
何がその差を生む要因なのか、自分の中で
きれいに整理仕切れずに今日に至っています。

多分な状況に対する知覚の仕方と選択する意思決定の差に
原因があるのでははないかと考えていました。

そんな折に、FIXED―GROWTHマインドセット理論を
知ることとなり、スッキリと納得できた次第です。

以下に理論を紹介いたします。

FIXEDマインドセットとは、硬直的な思考の癖がある人を
指していて、一般的に成長しにくいタイプです。

反対に、GROWTHマインドセットとは
柔軟な思考を持ち成長サイクルを得やすいタイプです。



まさしく、知覚の仕方と選択する意思決定の差を
明快に区分けがされていて、
とても分かりやすく対比して示されています。

そして、何より希望が持てるのは、
自身の傾向を知り、受け入れ、努力することによって
GROWTHマインドセットへと思考習慣を変えることができるという点にあります。

従って、今一つ自分の成長実感に欠ける人や
部下のマインドセットに疑問を感じる上司は、
是非この理論に照らし合わせて客観的に現状把握されることをお勧めします。

そして、普段からGROWTHマインドセット寄りの
知覚と意思決定を選択するように、努力やアドバイスを
継続することにより思考習慣の変容を図ります。

まず持って、自分を正しく知り、受け止めることから始めましょう。

何事も正しい現状把握から良いサイクルが始まります。

多くの人がGROWTHマインドセットを獲得できるよう願っております。