山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

終わりを想う

  • 社長メッセージ
最終更新日:2022.12.17

皆さんこんにちは。

寒い日が続きますね。ご自愛ください。

さて、今回のタイトルは「終わりを想う」です。

何の終わりかと申しますと、自分の人生の終わりです。

別に、何か重篤な病気に罹ったためではありません。

これまでは、60歳以上から先のことを考えようにも
リアリティを持って想像することができませんでした。

しかし、ここ数年親しい友人を亡くすという体験があったり
社内でも定年退職者が出てきているためか、
自分の人生の残りの宿題を考えるようになりました。

自分の両親をどう見送るのか。
自分の家族に遺すモノは何なのか?
会社の未来をどのような形で次世代に託すのか?

そのような問いに合わせてこのようなことも考えました。

残りの人生で本当にやりたいことは何なのか?
今後自分はどのようなスタンスで暮らしたいのか?
これから何を手に入れて何を人にあげたいのか?

別に、紙に箇条書きに整理されている訳ではありませんが、
この2、3年考え続けてきてようやく霧が薄れて
少し輪郭が見えてきた段階に入りつつあります。

これまでは、総論では「必ず死ぬ」ということが
頭では理解できていても、
自分が直面している課題ではありませんでした。

しかしながら、53歳を目前にして鏡で自分をみると
着実に白髪やシワが増えています。

体は着実に衰える方向、つまりは死へ進んでいます。

長い時間をかけて自問自答を繰り返す中で、
ぼんやりと自分の残りの人生に対する願望が見えてくると
次のことに気づきました。

一つ。意外と残りの人生は少ない。

もう少しでお正月ですが、平均寿命で考えると残り
30回ほどだけ新年を迎えることができます。

1年1年大切に新年を迎えたいと思います。

もう一つ。残りを意識して自分のやるべきことが見えてくると
意外にも今後の人生は忙しそうだということ。

これも漠然と考えていて、高齢になって
はじめて慌てるよりかは良いかなどと受け止めています。

人生が終わる。つまりは死ぬということなのですが、
元気な間にそれまでにやるべきことが見えてくると
自身の心境は意外にもポジティブで元気一杯です。

自分の人生を悔いなく全うしたいと考えています。

あれもこれもやらなきゃ。あー忙しい。