山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

新たな課題

  • 社長メッセージ
最終更新日:2020.06.06

皆さんこんにちは。

街中は徐々にではありますが、人の出が戻りつつあるようです。
慎重を維持しつつ緩んでいくと良いですね。


さて、今回はこのコロナ禍において、我が家におけるIT環境に生じた変化と対応
について触れてみたいと思います。


この度は、子供の通学が止まり、親御さんもリモートワークを強いられた家庭も
多かったと思います。


我が家も例に漏れず、子供2人とも通学がなくなりました。

家で学習したり、オンラインで授業を受ける事ができる環境づくりには殊更注意を払い
整えてきたつもりですが、今回いくつかの綻びが生じました。


まず一番の問題はITの回線スピードです。

PCや携帯電話は定期的に入れ替えを行い、台数の増加に伴い
昨年はルーターも入れ替えていました。

準備は整っているつもりでしたが、大元の契約している回線に問題が生じました。

子供2人でそれぞれオンライン授業を同時に受けたり、
学習に必要な資料をかなりの重さのデータで受け取ったりしたので、
それらの処理を
同時に行うと、スムーズに機能しない場面が途端に増えました。

見直してみると、契約している回線は20年前のCATV回線で
20Mbpsの
パフォーマンスのものでした。

それなのに我が家で使用しているIT機器を数えると、いまや携帯電話4台、
TV2台、PC2台、タブレット2台の合計10台がネットに接続されています。

今の利用状況に合わせた回線品質が確保されていなかったのです。

早速、光回線への切り替えを行い、回線スピードは充分に満足できる
パフォーマンスを得る事ができました。

もう一つ問題になったのは音の問題です。

授業を聞く分にはヘッドセットで聞けば良いのですが、双方向の授業では
話す場面があるので、話す音が漏れ出るシーンが増えました。

逆にテレビやゲームの音がうるさいとか、ヘッドセットのマイクが
家庭内の音や声を拾う場面も何度かあったようです。

現在の住まい造りでは、一体感を感じる事ができる空間設計が多いので
いざ、在宅勤務や学習が同時に複数行われると、不都合が生じやすいようです。

従って、一体感を感じる空間としながらも、家族それぞれが集中して
仕事や学習に取り組めるようなワークスペース機能を組み込むことは、
今後の住まい造りの大きな課題と言えます。

今回のコロナ禍で新たな暮らし方が定着していきます。

それに伴い、住まい造りも大きく変化していきます。

改めて、定期的な住まいインフラの見直しと、住まいに求められる
変わりゆく暮らしへの追従性の重要性を改めて感じた次第です。


(全てが繋がり、場所を問わず、様々なスタイルで働きながら暮らす時代が来ました)

今後の商品開発のテーマとして取り組みたいと考えています。