山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

その場主義

  • 社長メッセージ
最終更新日:2026.04.25

皆さんこんにちは。

今回は、仕事の進め方の基本形について記します。

我々アルスホームではチーム制を採用しており、
各職種が連携して住まいづくりを進めています。

このチーム制の利点は、各人が専門性やスキルを発揮でき、
一人で問題を抱え込まずに済む点にあります。

一方でデメリットとしては、コミュニケーションラインが増え、
情報量の増加に反比例して情報共有の質が低下しがちな点です。

残念ながら現在の我が社においても、情報共有の質の低下や、
それに起因するエラーが増加傾向にあります。


話は変わりますが、先日ある書類を決裁していました。

それはエラーに関する稟議書で、経緯や原因が記されていました。

要点をまとめると、「後日のミーティングで共有しようと考えていたが
参加できず、そのまま失念してしまった」という内容です。

確かに、膨大な案件と情報を扱う現場においては、
効率的に一括処理したいという側面もあるのでしょう。

しかし、私はこの点に強い違和感を覚えました。

私は仕事を始めて30年以上が経過しますが、これまでを振り返っても、
同様の仕事の進め方を選択した記憶がほとんど無いからです。

というのも、私の仕事の基本は「その場で対応」することが大半だからです。

問題や齟齬、顧客からの依頼が発生した際、その場で関係各位へ連絡し、
対応方法や期日を設定、共有する。

これを仕事の基本として習慣化してきました。


ところで、人は意外にも組織図という枠組みに制約を受ける側面があります。

部門や職種による心理的な壁を自ら作ってしまうのです。

それが進むと、「直接は言いにくい」「〇〇のタイミングで伝えよう」
といった先送りの思考に陥りがちです。

泥臭いようですが、直接伝え、その場で確認し合うことこそが、
初歩的でありながら最も確実な仕事の進め方なのです。

組織の細分化が進む昨今、組織の都合や分掌意識、形式主義が強くなり
思考や行動が制約される傾向があります。

そうした時代だからこそ、その場でアクションを起こす
「その場主義」の有効性を見直す必要があります。

昨今の諸事情もありますが、仕事におけるプリミティブな基本動作が
抜け落ちていないか、改めて確認しておきましょう。

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