その場主義
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今回は、仕事の進め方の基本形について記します。
我々アルスホームではチーム制を採用しており、
各職種が連携して住まいづくりを進めています。
このチーム制の利点は、各人が専門性やスキルを発揮でき、
一人で問題を抱え込まずに済む点にあります。
一方でデメリットとしては、コミュニケーションラインが増え、
情報量の増加に反比例して情報共有の質が低下しがちな点です。
残念ながら現在の我が社においても、情報共有の質の低下や、
それに起因するエラーが増加傾向にあります。
話は変わりますが、先日ある書類を決裁していました。
それはエラーに関する稟議書で、経緯や原因が記されていました。
要点をまとめると、「後日のミーティングで共有しようと考えていたが
参加できず、そのまま失念してしまった」という内容です。
確かに、膨大な案件と情報を扱う現場においては、
効率的に一括処理したいという側面もあるのでしょう。
しかし、私はこの点に強い違和感を覚えました。
私は仕事を始めて30年以上が経過しますが、これまでを振り返っても、
同様の仕事の進め方を選択した記憶がほとんど無いからです。
というのも、私の仕事の基本は「その場で対応」することが大半だからです。
問題や齟齬、顧客からの依頼が発生した際、その場で関係各位へ連絡し、
対応方法や期日を設定、共有する。
これを仕事の基本として習慣化してきました。
ところで、人は意外にも組織図という枠組みに制約を受ける側面があります。
部門や職種による心理的な壁を自ら作ってしまうのです。
それが進むと、「直接は言いにくい」「〇〇のタイミングで伝えよう」
といった先送りの思考に陥りがちです。
泥臭いようですが、直接伝え、その場で確認し合うことこそが、
初歩的でありながら最も確実な仕事の進め方なのです。
組織の細分化が進む昨今、組織の都合や分掌意識、形式主義が強くなり
思考や行動が制約される傾向があります。
そうした時代だからこそ、その場でアクションを起こす
「その場主義」の有効性を見直す必要があります。
昨今の諸事情もありますが、仕事におけるプリミティブな基本動作が
抜け落ちていないか、改めて確認しておきましょう。