わかりあうために
- 会長メッセージ
最終更新日:2025.12.01

人と話していると、つい自分の考えを伝えたくなるときがあります。
良かれと思って重ねた言葉が、相手を裁いてしまう結果に陥ったという
苦い経験も数多くありました。
相手の言葉に反応しなければならないというバイアスがあったのでしょうか。
他方、知らず知らずのうちに
まず自分が理解されたいという気持ちが先に立ち、
相手を静かに受けとめる耳を閉ざしている場合もあります。
聞くという行為は、本来はわかりあうためのもの。
本文の言う「聞いているばかり」に続くくだりは
聞くことの本質を忘れてしまっていることへの警鐘だと受けとめました。
わたしたちを強くしてくれるのは、
「聞きあう」ことのくり返しから生まれる、相手との一体感だと思うのです。