山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

幸せな出会い

  • 社長メッセージ
最終更新日:2019.11.30

こんにちは。

少々蒸し暑さを感じるようになってきました。
今年の夏は、平年より暑め予想らしいです。

さて、この時期は各種総会等がありとても多忙な時期です。

私どもアルスホームでは来年入社の学生さんの面接も重なり
非常にスケジュールがタイトです。

今回は、アルスホームの採用の考え方について記したいと思います。

まず、基礎要件として、基本的には「健康的で日本語が話せる人」
としています。それ以外はありません。

学生さんの提出資料には、単位獲得状況などもありますが、基本
評価の対象とはなりません。当然出身大学の扱いも同様です。

と申しますのも、会社説明会や一次面接などを通じて彼らが取得できる
情報は限られており、極めて限定的です。

同様に、私どもが学生さんから得ることが出来る情報も極めて限定的
です。したがって、極めて限定的な情報しか持たない者同士が、お互いに
「選ぶ」ということそのものが、合理的ではないと考えるに至りました。

また、最近社内の仕組みや育成カリキュラムが徐々に整備するにつれ
気付いたことですが、育つ育たないは本人の資質より、圧倒的に教える側
の姿勢に依存している割合が多いという事実です。

教える側が愛情を持って、粘り強く、心を沿わせて教えれば、使い物に
ならない人財は基本的に発生しないと考えています。

従って、冒頭に申し上げましたように、我が社への入社条件はただひとつで、
「健康的で日本語が話せる人」としています。

もうひとつ、採用で特徴的なことは、これは今年度から導入したコンセプト
ですが、「選ぶ、選ばれる」という考え方を止めました。

お互いに限定的な情報を元に選んだり、選ばれるのは悲劇の元です。

そこで、役員面接の基本コンセプトは「各人に最適な意思決定を共に考える
プロセス」としました。

したがって、社長面接をしてもそこで、合否という判断が下ることはなく、
基本条件「健康的で日本語が話せる人」に沿っているかどうか確認する
のみなので、一次面接を突破してきた学生は基本的に全員OKとなります。

そこからが、大事なプロセスでありアルスホームらしいのですが、一人一人の
就職に対する想いや迷い、進捗状況にあわせて情報提供とヒアリングを丹念
に繰り返します。

時には、アルスホームが本命ではない人にもどうしたら一番希望する会社
に入社できるかアドバイスをしたりすることもあります。

最終的に期限を決めずにコミュニケーションをとり、アルスホームで頑張りたい、
また、こちらも絶対に育てたいという想いがお互いに形成された時点で入社
合意する形をとっています。

いつかのブログに書きましたが、就職は結婚と同じですので、情報の非対称性
や、立場の上下などあってはならず、お互いの強い信頼関係に基づく合意形成
であるべきだと考えています。

アルスホームは労使という関係や上下という関係から離れて、人対人の信頼
関係を基本とした「家族的な会社」を目指しています。

話はそれますが、新卒の学生の30%以上が3年内に会社を辞めるそうです。

お互いにハッピーな話ではないですし、ここまでの割合となるとある種の
社会問題と捉えることもできます。会社それぞれの考え方とは言え、就職
活動そのもののあり方を見直す必要があると思います。

人材採用も住まい創りも、企業理念3章=「対話を重ねて感動を共有する」
ことを実践していきたいと考えています。

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