[太陽光発電の実績調査]2024年の発電量と家計への貢献度|石川県のモデルハウスで調査
こんにちは。アルスホームです。
近年、環境意識の高まりや電気代の上昇を受け、「太陽光発電」についてのお問い合わせを多くいただくようになりました。以前の記事では太陽光発電のメリットをご紹介しましたが、今回はさらに具体的に、「実際に導入した場合、年間でどれくらい発電し、家計はどの程度助かるのか」という点に焦点を当てていきます。
石川県内にある当社のモデルハウスで調査を実施
当社の石川県金沢市内にあるモデルハウスと展示場、2つの拠点に設置されている太陽光発電システムが、2024年の1年間でどのような実績を上げたのか、リアルなデータをもとに詳しくご紹介します。
|CASE 1:御経塚展示場(太陽光発電システム:8.16kW)
まず、比較的大きな容量のシステムを搭載しているモデルハウスの実績です。
北陸エリアの平均年間発電量は、太陽光パネル1kWあたり1,099.5kWhとされています。単純計算では、8.16kWのシステムで年間約8,972kWhの発電が見込まれますが、このモデルハウスでは平均を上回る良好な発電量を記録しました。
(※発電量は、設置場所の日照条件やその年の天候によって変動します。)
|発電した電気の内訳と経済効果
発電した9,312kWhの電気は、以下のように活用されました。
※自家消費で30%を使い、残りの70%が売電に回っているのが一般的な家庭と言われています。
自家消費(30%): 2,793.6kWh
建物内で使用し、電力会社からの購入を抑えた分です。
電気代削減効果: 2,793.6kWh × 39.65円/kWh = 約110,766円
余剰売電(70%): 6,518.4kWh
使いきれず、電力会社に売却した分です。
売電収入: 6,518.4kWh × 16円/kWh = 約104,294円
【経済メリット】約110,766円 + 約104,294円 = 年間 約215,060円
|CASE 2:柳町モデル(太陽光発電システム:5.44kW)
次に、一般的なご家庭でも導入しやすい容量のモデルハウスの実績を見てみましょう。
こちらも北陸エリアの平均(5.44kW × 1,099.5kWh/kW = 約5,981kWh)と比較して、平均を上回る発電量となりました。
|発電した電気の内訳と経済効果
発電した6,271kWhの電気の活用状況です。
自家消費(30%): 1,881.3kWh
電気代削減効果: 1,881.3kWh × 39.65円/kWh = 約74,590円
余剰売電(70%): 4,389.7kWh
売電収入: 4,389.7kWh × 16円/kWh = 約70,235円
【経済メリット】約74,590円 + 約70,235円 = 年間 約144,825円
2つの実績からわかること
金沢市内の2つの拠点における実際のデータから、以下のことが分かりました。
- システム容量に応じた発電量と経済効果: 当然ながら、容量が大きいほど発電量も経済的なメリットも大きくなります。8.16kWのモデルハウスでは年間約21.5万円、5.44kWの展示場では年間約14.5万円の経済効果が確認できました。
- 家計への貢献: システム容量に関わらず、自家消費による電気代削減と余剰売電による収入の両面から、太陽光発電が家計を助ける有効な手段であることが実証されました。
(※自家消費率や売電率は、各ご家庭の電気の使い方によって変動します。)
まとめ
太陽光発電は、導入時に初期費用が必要となりますが、長期的に見れば電気代の削減や売電収入により、家計をサポートしてくれる設備です。また、再生可能エネルギーの利用は、環境負荷の低減にも貢献します。
今回ご紹介したのはあくまで一例ですが、実際のデータを通じて、太陽光発電導入による具体的なメリットを感じていただけたのではないでしょうか。
「自宅の屋根ならどのくらいの効果が期待できるのか」「導入費用や補助金について知りたい」など、ご興味をお持ちの方は、どうぞお気軽にアルスホームまでご相談ください。
実際のモデルハウスや展示場で、太陽光発電のある暮らしをご体感いただくことも可能です。皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。