プレゼンテーション

最終更新日:2026.04.17

 

 

こんにちは。設計部の磯野です。

心地よい晴れ間が続き、我が家の木々も芽吹き、若葉の緑に包まれる季節となりました。

 

そんな穏やかな陽気とは裏腹に、ニュースでは痛ましい事故や事件、不安定な中東情勢などが報じられ、どこか落ち着かない日々が続いております。一日も早く、平穏な日常が戻ることを祈るばかりです。

さて今日はタイトルの通り、今まさに私が取り組んでいる「プレゼンテーション」についてお話ししようと思います。
今回のプレゼン相手は、なかなかの難敵。10歳になる我が息子です。

題材はこの夏の家族旅行。

最近の彼の興味関心は、もっぱらNintendo SwitchYouTube。低学年の頃までは、私が庭仕事をしているとゲームを止めて外に出てきたものですが、最近はすっかり関心を示しません。
庭から声をかけても、返ってくるのはいつもの口癖、「オレ、別にいいかな……」。

買物に行くか? イオンでも行くか?  何を言ってもいつも同じ 「オレ、別にいいかな……

今回の旅行の誘いも、「オレ 家が好きだから、別にいいかな 気にしないで」と、なんともつれない返事。家が好きというより、テレビとゲームがしたいだけだろう!と心の中で突っ込む日々です。

また、彼は親譲りで絶叫系のアトラクションや高い場所が苦手なため、ディズニーランドやUSJといった定番の提案も響きません。親としては「今のうちに色々な経験をさせてあげたい」という思いがあり、昨年喜んでいた鍾乳洞の記憶を頼りに、旅行雑誌やネット、時にはAIまで駆使してプランを練るものの、なかなか決定打が見つからず頭を悩ませていました。

そんな矢先のことです。
春先の庭仕事(除草剤と防虫剤の散布)をしていたら、彼が家から飛び出してきて、「それ何? 俺もやりたい!」。
見たこともない機材や、粉末・液体の薬剤に興味津々の様子。薬剤を希釈したり噴霧したりといった一連の作業を、実に楽しそうに手伝ってくれました。私が庭仕事を楽しそうにしている上に、理科の実験のようなプロセスが、彼の知的好奇心にうまくヒットしたようです。

この出来事から、私は旅行計画を根本から練り直すことにしました。
これまでの私は、良さそうだなと思った場所をちゃんと調べないままに 都度 「ここどう?」と尋ねるばかりでした。 彼が関心を寄せないのは、私の「プレゼンテーション」に問題があったのだと気づかされました。

私が「連れて行ってあげたい場所」を押し付けるのではなく、彼がまだ見ぬ世界の中で、除草剤散布のように「これは何だ?」と身を乗り出すようなフックをどう作るか。

 

以前ある講演会で、「プレゼンテーションはプロポーズと同じ。中途半端は論外、『いまいちだったから、もう一回』 なんて無いですよね」 という話を聞きました。当時は仕事の文脈で納得していましたが、プライベートでは完全に手抜きをしていたな、と反省しています。

 

そう考えると、「プレゼンテーション」はあらゆる場面にあるはずです。 日常の些細な場面でも、相手を想い、丁寧に最高のものを用意することで、結果は大きく変わるのだろうと思います。

さて、家族旅行計画。プレゼンテーションの重要性を再認識したところで もう一度、一から練り直してみましょうか。


この計画が形になり、そして何より中東情勢をはじめとする世界の状況が早く落ち着き、安心して旅に出られる日が来ることを願っています。

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