季節を感じる

最終更新日:2019.11.30

こんにちは。

営業部の小谷です。

今年は雪が積もっても、昼には溶け切りなくなってしまう、まさに暖冬という言葉がふさわしい年となっていますね。
とはいえ、朝方や夜は冷え込みますので、体調管理には十分お気をつけください。

2019年を迎えてから、早くも1ヶ月が経とうとしています。自分の感覚としては、あっという間の1ヶ月でした(笑)
そんな中、先日小谷家では年末から飾られていた「天神様」の片付けをしました。

私は、天神様が毎年当たり前のように実家に飾られており、
何処の地域でも正月に飾っているものだと思っていましたが、
とあるテレビ番組で限られた地域でしかこの行事が行われていない事を知り驚きました。

そこで、天神様を飾るようになった成り立ちについて調べてみましたので、
簡単にご紹介したいと思います。

天神様とは、平安時代に実在した政治家であり学者、
そして唐に留学した後に異例の出世を遂げた貴族、菅原道真のことです。
彼が陰謀により九州大宰府に左遷され不遇の生涯を終えた後、京都では災害がおこり、
当時はこれは道真のタタリだと恐れました。
これを鎮めるために京都北野の天満宮に道真が祀られたのがきっかけとなり、
現在の天神様が飾られるようになったと言われているそうです。

その後天神講として広まり、江戸時代には全国の寺子屋で毎月25日(2月25日は道真の命日)に天神様を祀り、道真についての講話が行われたそうです。

しかし、明治時代の学制発布より全国の寺子屋が廃止され、天神様を祀る公的な機会が減りました。

現在、民間信仰としての天神様の習慣は様々な独自の形態で郷土文化として今も続いているところが各地に点在しているとのことでした。

ちなみに富山県では、男児が生まれると12月25日から1月25日まで天神様の掛軸や木彫等、
菅原道真公が優れた頭脳の持ち主であったことから、学業の神様として飾られています。

私は毎年この天神様が年末に飾られるのを見ると、今年ももう残り少ないのか、とその一年の出来事を振返ったりします。また、もうお正月の季節。初詣に行ったり、親戚の人と集まりお節やお酒を楽しんだりと、新年を迎えるのが楽しみだなという気持ちにもなります。

皆様は、こういった季節ごとにある行事ごとや、毎年楽しみにしている風物詩はございますか?

アルスホームの設計コンセプトの中に「四季と暮らす日本人の感性を大切にします」とあります。

季節ごとのお庭を楽しめる暮らし、立山連邦の景色を眺められる暮らし、今回述べさせて頂いたような、季節ごとの風物詩を楽しめるような暮らし、、、

お客様一組一組に、様々な季節の楽しみ方があると思います。

アルスホームでは、そのお客様の声を丁寧にお聞きし、その時間をより上質なものにできるような家づくりを目指しています。

私たちはこんな暮らし、楽しみがあるんだ!という方、是非の想いをお聞かせください!

展示場でお待ちしております。