山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

最適化プロセス

  • 社長メッセージ
最終更新日:2024.02.10

皆さんこんにちは。

今回は経営の最適化について考えてみます。

毎年、この時期は次年度の経営計画を検討中です。

当然、前提には3ヵ年の中期経営計画がありますが、
やはり毎年の経営計画の策定は不可欠です。

その理由として、まず第一に戦略の最適化があります。

1年間を通じて経営課題に取り組むと、
思うようにいかないプロセスにぶつかったり
新たなアイデアが出てきます。

そこで、より有効で実現性の高い戦略を再設定する必要が出てきます。

個人的には戦略の再設定、即ちローリングに非常に重点を置いています。

過去これまでの戦略の延長線上にストーリーとして
繋がっている戦略とすることができるからです。

また、同じ戦略をローリングしながら
より緻密な戦略として熟成させることにより、
課題克服に着実に近づくことができます。

今年度もコロナ禍に始まった戦略をさらに発展させて
主要戦略を詰めているところです。


次に必要なのが組織の最適化です。

どうしても想定していたチーム力にばらつきが出たり、
個人ごとの好不調の差が組織には出てきます。

また、社員の成長のために環境を変える必要も出てきます。

従って、1年前には最適と判断した組織も
見直す必要性が出てくるのです。

自分も社員だった頃、異動や昇格があるのか
ソワソワする時期であったことを思い出します。

近年は、社長の立場から一人一人に対し
何度も人事の公平性や正当性を考え抜くようにしています。

いずれにせよ、組織力が最大化するよう最適化を図ります。


最後に重要なのが、個人の成長目標の最適化です。

人によっては1年間で思いもよらぬ成長を見せる人もいますし、
その逆で思わしく無い人も出てきます。

アルスホームでは、個人計画書というものを作成して
1年間の個人の目標やスキル課題などを設定しています。

新年度は、この個人計画書をよりパーソナルな設定とし、
中期的なキャリア目標も盛り込む予定です。

社員個人も1年間という期間で、
会社と同じく変数に合わせた修正が必要となります。


新年度のスタートまでまだ2ヶ月ありますが、
これから詳細な展開イメージの設計段階に入ります。

あたかも絵画から写実画、写真へと
画素数を上げていくイメージに近いかもしれません。

最適化プロセスを繰り返し、確信できる水準まで
経営計画を熟成させたいと考えています。