山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

日常の学び

  • 社長メッセージ
最終更新日:2023.02.25

皆さんこんにちは。

週明けから春めいて来そうです。楽しみですね。

さて、久しぶりに「振り返り」について記します。

リスキリングなる言葉が言われ始めて、
改めて多様な時代に適応すべく
学びの重要性がクローズアップされています。

新しい資格への挑戦も学びの一つですし、
講演会等に参加して見聞を広めるのも然りです。

しかし、私のこれまでの人生を振り返る中で
一番の学びは日々の振り返りにあります。

日々の振り返りを繰り返し習慣化すると、
長い時間を経て、ふと気づくと以前は解らなかったことが
解るようになってきた自分に気づくという経験をします。

言い換えるなら、見えなかったものが見えるといいますか、
一面でしか捉えられなかったことが、
複数の異なる多様な理解ができるようになってきます。

これは、資格取得や一時の講演会を聞いただけでは
身につけることができない能力です。

多様なものの見方や理解ができるということは、
仕事や人間関係の質を高めると同時に
人生を心豊かに生きるということに他なりません。

では、今一度「振り返り」の仕方について記します。

まず重要なファーストステップは、
起きた事を客観的な事実に沿って論点整理することが肝要です。

間違っても、主観的な感情を交えて振り返ってはいけません。

客観的事実と論点の食い違いに絞って整理して、
食い違いの原因を理解することに努めます。

それができると、相手の言動の理由や背景が見えてきます。
決して自分の主観を中心に振り返っては相手の真実は見えません。

次に、自分が取った行動の適切性を振り返ります。

前段で整理した食い違う論点に対して、適切な言動だったかを振り返ります。

一番最初の論点整理が出来ていれば、
大概、自分が選択した言動の間違いに気づくとともに
感情的な憤りは消失します。

これは、同時に今後同じ状況になった場合に
選択すべき正しい言動を学ぶプロセスになります。

最後に、振り返りの重要なプロセスがあります。

それは「今回の出来事は自分に何を学べと言っているのか?」を、
自分に問いかけることです。

一番大事な自分自身への問いです。

この自問自答によって、大事な教訓を自分に埋め込みます。

自分がありたい人生を歩むための学びの機会は、
実は毎日の出来事の中にたくさんあります。

それは、日々の振り返りという
日常的な学びの習慣化に他なりません。

毎日の中にある出来事を自己成長の機会に繋げましょう。