山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

求心力の源泉

  • 社長メッセージ
最終更新日:2023.01.07

皆さんあけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

私の年末年始は毎年同じようなもので、
基本は家でゆっくりと過ごすことが通例です。

我が家も築後25年が経過し、その住まいで
生まれ育った我が子は二人とも今や大学生です。

家族4人の各々の年齢を考えると、一人一人は基本的に
自分の意思で行動し生活をしています。

住宅の住まい方は夫婦二人から始まって
育児期、子育て期を経て大人の家族に向かいます。

そうした流れから言えば、我が家は完全に
大人の家族という時期に差しかかり始め、
基本的に家族には遠心力が働いています。

昨年の春に次男が一人暮らしを始めたので、
これまでの家族構成に初めて変化が訪れました。

ちなみに、我が家の次男は口数が少ない子なので
一人暮らしを始めるとあまり実家には戻らないのかな?
と、若干気を揉んでおりました。

しかしながら、その心配は杞憂に終わり
何日かの休みが続くと結構な頻度で帰省します。

そこで、改めて年末年始の家族を過ごし方を見ていると、
幼少期と異なり口数は少ないものの、各自がバラバラのことをしながら
リビングやダイニングのそこかしこで寛いでいます。

その中で共に食事をしたり、最近のアルバイトや旅行の話をしたり、
口数の少ない兄弟ですが心温まる時間がたくさんありました。

そうした彼らを見ることができるのも、
親としての
幸せの一つであると思います。

また、子供たちにとっても親が元気にしているのを見て
安心するところがあるのかもしれません。

そんなことを感じながら過ごしていると
住まいの大きな役割に気付かされます。

それは、いついかなる時でも受け入れてくれる場所であること。

また、そんなに頻度は多くなくとも家族であることを
再確認できる貴重な時間が過ごせる場所であること。

つまり、住まいそのものには大きな求心力があるのです。

その求心力の根底にあるのは、日常のささやかな幸せの時間です。

そんなことを感じながら年末年始を過ごしていました。

今年も我々アルスホームは、住まいづくりを通じて
たくさんのご家庭の幸せづくりに貢献して参ります。