山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

24回目の冬支度

  • 社長メッセージ
最終更新日:2021.11.20

皆さんこんにちは。

朝晩は随分と冷え込むようになってきました。

さて、我が家では11月中旬のこの時期に冬支度を行います。
俗に言われる12月の大掃除を早めにやることにしています。

実施項目は細目があるのですが、窓拭きや床面や塀の高圧洗浄、
内外部の配管清掃やエアコン等のフィルター清掃、外部の
落ち葉拾いなどを1日で全て片付けます。

我が家は築24年を経過し25年目に入りました。

これらの冬支度もこれで24回行っているわけですが、
40代半ばを過ぎる頃から体力的な疲れや高所作業への
不安を感じるようになってきました。

この家に生まれてから住んでいる子供たちも大人に
なりつつあり、次男は来年は県外へ出る予定です。

住まいのメンテナンスをしながら、そこでの家族の成長を
見届けるプロセスを経てようやく「住まう」ということの
全体像を理解できたような気がします。

今になって一番よかったと思えることは、こまめに
メンテナンスをしてきたことです。

おかげさまで意匠は古臭いですが、内外装、設備、インテリア共に
経年劣化を感じることが無い状況を維持しています。

人間には毎日目にするものに違和感を感じなくなる傾向があるので、
住まいのメンテナンスを怠ると長い間に劣化に慣れてしまって、
気づいた時にはひどく傷み修理も大掛かりなものになります。

したがって、こまめに手入れをすることが一番住まいを長持ちさせることに
つながりますし、何よりもフレッシュな気持ちで快適に住むことができます。

メンテナンスは単なる修理費用ではなく生活の質を上げる投資だと思います。

そんな徐々に負担になりつつある冬支度ですが、私は今51歳なので
もうしばらくは自分で冬支度ができるかな?などと考えています。

しかしながら、今後は年老いた夫婦二人で暮らしていく60歳ぐらいから先を
考えると、今はできている作業も一部は業者さんに頼む必要性も出てきそうです。

また、大人を迎えつつある子供たちにも最低限のメンテナンス方法を
教えておく必要性もあると考えています。

こういう生活スキルを伝えておくのも親の役目かと。


(出張中通った妙高高原の晩秋のワンカットです。もうすぐ冬ですね)

築後、四半世紀が経とうとする我が家のメンテナンスを通じて、
今も我が家から「住まう」ということを学ばせてもらっています。

いつまで残る住まいか解りませんが、年ゆく我が家と付き合いながら、
今後も「住まう」ということの見識を学んでいきたいと考えています。