人柄を育む
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今回は、学びのテーマとして「人柄」を取り上げてみます。
昨今よく耳にする「リスキリング」という言葉。
世の中がジョブ型に移行していく中で、
改めて継続的なスキルのアップデートが求められています。
我がアルスホームも例外ではなく、
eラーニングの導入や、様々な研修を取り入れています。
話は変わりますが、この時期になると、
新年度に向けての組織変更案の検討が始まります。
中でも、組織をまとめる管理職の配置については
特に慎重な判断が求められます。
長らく人事処遇に携わってきて、思うことが一つあります。
管理職で上手く機能しない人の共通項は
人柄に欠けがある、ということです。
例を挙げるなら、どこか見えない部分を感じたり、
知覚に偏りがあったり、感情の起伏が大きかったりと、
そのようなケースが多いように思います。
管理職として抜擢されるからには、
専門職としての技量は高いのが通常です。
人柄の欠けに起因して機能不全を起こすということは、
やはり、管理職という職位においてプリミティブな素養が
考えている以上に重要であるということです。
つまり、専門職としてのスキル以上に
その人の素養、すなわち人柄こそが最も大事なファクターなのです。
しかし、難しいのはこの人柄なるものをどう育てるのか?ということです。
これについては唯一の正解はなく、解答はたくさんあります。
思いつくことを挙げるなら、日々の反省をしっかり行い、
自身の考え方を正しい方向へと導いていくことが大事です。
また、相手を善なるものとして受け止める習慣を
身につけることも大事ではないでしょうか?
そして、何より人柄の良い人と付き合うことです。
ロールモデルから学ぶことは、何よりも有効な学びとなります。
管理職とは、役職やそれに伴う権限で務まるものではありません。
魅力ある人柄によって求心力が生まれ、
活性度の高い、強いチームが実現します。
若く早い段階から専門スキルと同等、
もしくはそれ以上に意識して、自身の人柄を育みましょう。