皆さんこんにちは。

今回取り上げるテーマは「思考停止」です。

人間は、自分の興味や関心事ではない事象を
スルーしてしまうという性質を持っています。

私は職務上、常に改良改善を考えています。

そのため、さまざまな事象を前にしたときに
「これでいいのか？」「そもそもなぜ？」
と問いかけることが習慣化しています。

しかし、そんな自分にも思考停止していたことがありました。

それは、ある日の出張先での出来事です。

30歳ごろから頻繁に出張に行くようになり、
出張に必要な用品一式は常にキャリーバッグに入れています。

その用品の一つにコンパクトシェーバーがあります。

ちなみに、このシェーバーは電池で駆動します。

いつ電池を交換したのか覚えていませんが、
その日は明らかに動きが悪く、電池交換のサインを発していました。

「もう電池交換か・・・交換したのいつだっけ？」

次に、ふと「いつから使っているんだっけ？」と、
これまで考えてこなかった問いが浮かびました。

思い返してみると、20年以上が経過しています。

その次に頭に浮かんだのは、この20年以上の間に
製品はどう進化しているのか？という疑問です。

早速調べてみると、当然ながら電池式のものは殆どなく、
おしなべてUSB給電の充電式に置き換わっています。

また、シェーバーの技術も大きく進化しており
使用感や性能が飛躍的に向上していました。

自分は思考停止する事はないタイプだと自認していましたが、
シェーバーに関しては20年以上興味を持つことなく
情報を更新していなかったということになります。

自分も思考停止することがあるのだと
認識を新たにした次第です。

見えているつもりで、実は見えていない。
知っているつもりで、実は知らない。

実は我々の身の回りには、そのようなことが
たくさんあるのかもしれません。

常に謙虚に物事を観ることの重要性を感じた出来事でした。