まわり道
- 会長メッセージ
最終更新日:2025.11.10

議案はこれで、資料はこれで、端的に言うと … 。
わたしたちは日々忙しく、つい要点を整理し、結論を急ぎます。
ところが筆者は、一見、ムダに思える脱線や沈黙にこそ
会話を豊かにする余地が生まれると説いています。
それは、言葉にならないところに
相手の本質がにじみ出るということなのでしょう。
答えまで最短で向かうことは大事。
でも、会話の中に生まれた余地を味わい、漂ってみる。
そんな時間こそが、お互いの信頼をはぐくみ
気づかぬうちに、より良い関係へと導いてくれるのだと思いました。
「まわり道だと思ったものが、実は、いちばんの近道だった」
あるときまで気にしなかった言葉が
この歳になって、なぜかよみがえってきたのです。