計画的育成
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今回は育成について記します。
そもそも企業における育成といえば
人材育成が思い浮かびます。
どの会社においても、人材育成が大きなテーマです。
特に中小企業では、その初期段階を経営者が担います。
創業当時はもとより、組織の体ができつつある段階においても
幹部や社員の育成は経営者が担うことになります。
そして、一定の経営プロセスが確立してくると
徐々に育成の主体が幹部層に降りてきます。
経営プロセスが単純であれば育成の委譲は早めに実現するのですが、
難易度が高い場合は結構な時間が掛かります。
我々アルスホームの経営プロセスは難易度が高く、
これまでにも何度も壁にぶつかってきました。
しかしながら各職種に必要なスキルや業務プロセスが
整備されるにつれ、最後の壁が見えてきたところです。
また、同じように企業文化つまりカルチャーもまた
経営者に依存するカテゴリーになります。
経営者の価値観や判断基準がさまざまな場面を通じて
組織に伝わり、規範が形成されていきます。
我々アルスホームを振り返ってみても同様で、
経営者の価値観がカルチャーの礎になっています。
しかし、10年単位で振り返ると我が社のカルチャーは
経営者に依存しつつも大きく変わってきました。
そして、今後の数十年を考えたときに
これまで経営者に依存してきたスタイルそのものを
変える時期にきているのではないか?と考えるに至りました。
具体的にいえば、組織によるカルチャーの計画的育成です。
人材育成と同様にカルチャーの育成もまた、
経営者以外のメンバーに委ねる段階に入りました。
折下、新年度から新しい中期経営計画がスタートします。
新しい時代に向けたカルチャーの変革を計画に明記し、
人材と同様に計画的育成に取り組みたいと考えています。
我々は自走型組織の実現を目指し、その一歩を踏み出します。