大事な職務
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今回は社内の人間関係について記します。
先日、社内のハラスメントの実態について
アンケート調査を行いました。
幸いなことに、ハラスメントに該当するような
事案はありませんでした。
ただ、一番多かった傾向としては仕事のやり取りをする中で
不機嫌な対応があったとする案件が複数ありました。
想像するに、集中していたり納期に迫られる中で声を掛けられ
無意識に「イラッと」した反応をしたのではないかと思います。
普段の仕事でよくあるシーンですよね。
しかしながら、同じ状況で不機嫌な感情を表出する人と
そうならず常に安定的に対応できる人がいます。
なぜそのような違いが生じるのでしょうか?
それは、職務観にある他者との関係性に対するウェイトの違いです。
具体的には、他者と気持ちの良い関係を維持するという概念が
職務として明確に認識できているかどうかということです。
現在はジョブ型雇用への移行がトレンドです。
確かに、かつての日本型雇用は情緒的で
今の時代に相応しいものだとは思いません。
ただ、昨今のジョブ型雇用を表層的に捉え人間関係を軽視し、
自分の仕事だけをやればいいという考え方では
様々な問題が起きる可能性があります。
やはり、ジョブ型で職責をより明確にすると同時に、
チームとしてどうエナジーを最大化するのかという視点を
相互に持つ必要があります。
その基本は、温かく誠実な人間関係を維持することにあります。
仕事には厳しく。人には優しく。
善き会社の原理原則は不変です。
他者との関わりもまた大事な職務の一つと捉えて、
お互いに丁寧な対応を心掛けましょう。