「理性と情念」とは、誰しも胸の内に秘める
気持ちの揺れ動きであることがわかります。

その当事者でしたし、今もそれを自覚することばかりです。 

事業意欲旺盛な自分がいる。
他方、その意欲を満たすために我を突き通してしまったと
後悔する自分がいます。

そうならないよう相手に共感しようとするほど
我が出てしまうという矛盾の連続でした。
自分の「エゴ」をふりかざしていたのだとふりかえります。

「相手にとっての真実とは何か」を感じ取る力 

いく度もの後悔から、ようやく
共感することの本質にたどり着くことができました。

お客様との関係でも、社員同士の関係にあっても
本気でよいものを目指そうとすれば、必ず「エゴ」が顔を出す。

それに臆することなく、お互いに一歩深く踏み込む。
そして、それでもなお相手に共感する姿勢を保てるかどうか。

『いつも「内戦」状態にある』自分という本性を知り
向き合い続けることが求められると、今日も実感するのです。