山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

枠を自ら外す

  • 社長メッセージ
最終更新日:2025.05.31

皆さんこんにちは。

つい先日、社内でマネージャー候補者を対象とした
研修を行いました。

一人一人がそれなりにチャレンジしようとする想いや
具体的な課題などを感じており、先行きに期待が持てる内容でした。

参加者の年齢層は30代半ばから40代半ばといったあたりです。

そこで、ふと疑問が湧きました。

それは、マネージャーにチャレンジするには
そもそも遅くないか?ということです。

その理由としての要因は、我が社の業務習熟の難しさや
育成プロセスそのもののリードタイムの長さ、
登用スピードの遅さなどといったことが挙げられます。

このような施策的原因は今後改善していくこととして、
もう一つ考えなければならない重要な要因があります。

それは社員一人一人の強さ、すなわち主体性です。

研修にあたり、事前にそれぞれが考える課題を
整理してもらいましたが、押し並べて共通しているのは
マネジメントに対する不安や自信の無さです。

新たな職務にチャレンジするのですから、
何らかの不安があるのも当然かもしれません。

しかし、別の視点で原因を考えてみると
社員一人一人が目に見えない制約を自ら作っている側面があります。

「やって良いのはここまで」
「その立場ではないからやってはいけない」
「チームが異なるから言ってはいけない」

皆さんいかがですか?

そういった見えない何かに縛られている自分がいませんか?

組織や職務とは不思議な性質を持っていて、
気付かないうちに目に見えない制約を一人一人に掛けてしまいます。

しかし、実際には自分を中心として組織の上下左右にある
自身が感じている制約はほとんど存在していないのです。

ここは考え方を変えてみてはどうでしょう?

恐る恐る踏み出すのではなく
自分流でまずは思い切りやってみる・・・

仮にそうしたとしても、健全な組織であれば
大きな失敗の前に助言があるはずです。

やりたいことを自ら考えて自ら取り組む。

こうした仕事ほどやりがいを感じるものはありません。

自分にある枠を自ら外して、仕事本来の楽しさを
多くの社員に味わってほしいと思います。

― 仕事の面白さを発見しよう ―

アルスホーム企業理念1章2項が問いかけるのは
仕事に対する個々の主体性です。

仕事の面白さは誰かが与えてくれるものではありません。

私としては、そうした取り組みをサポートして
多様性豊かな自由闊達な組織風土の醸成に取り組んで参ります。