俯瞰してみる
- 会長メッセージ
最終更新日:2025.05.25
ふりかえれば、いつも自責の念と向き合っていたように思います。
これこそと思って取り組んだことが裏目に出ることがあれば、
確証はないがと思いながら、それでもとやってみたことが
良い結果を招いたこともある。
その度に、稚拙さへの反省を重ねました。
あるとき「俯瞰(ふかん)する」ことを知りました。
起きたことの全体を眺めてみる。
その中の自分の思考プロセスも眺めてみる。
すると、そんな考えに陥ってしまった理由を
客観的にとらえることができましたし、
自分のクセや偏りもよくわかるようになりました。
これが私の「逃げる方法」だったのでしょう。
押し間違えたスイッチは、押しなおすことができる。
そうすれば「ちゃあんと」もとに戻ることができる。
立ちどまり、そして俯瞰することは
「矛盾した自分」も実はやっぱり自分なんだということを
教えてくれるのではないかと思うのです。