とある寓話
- 社長メッセージ
最終更新日:2024.04.20
皆さんこんにちは。
今回はとある寓話を紹介します。
ある旅人が山を歩いていました。
その道すがら、木こりと出会います。
木こりは山のように積まれた薪を割っていました。
その量は大変多く、そう簡単には片付きそうにありません。
木こりは大汗をかきながら何度も薪を斧で打ち付けています。
木こりの薪割りをしばらく眺めていると、
旅人はあることに気づきます。
木こりの斧の刃先が刃こぼれし割りにくくなっていたのです。
そこで、旅人は木こりに話しかけました。
「それでは薪を割るのに大変だから、一度斧の刃を研ぎませんか?」
木こりはこう答えました。
「冗談じゃない。1日で終わるかどうかも分からない量の
薪があるのに斧の手入れなんかしていられない」
そう答えて、引き続き汗をかきながら何度も斧を振り下ろすのでした・・・
いかがですか?
これを読んで、皆さんが木こりだとしたなら
どちらを選ぶでしょうか?
当然、一度手を止めて斧の手入れをしますよね。
斧の手入れをしてから、再度薪割りを始めた方が
最終的に生産性は上がることは明らかです。
しかしながら、客観的に見れば正確な判断ができるのですが
主観に囚われて間違った選択をすることは
現実においてよくあることです。
特に、時間の余裕がない時や長時間没入している時において
このような状況が起こります。
こうした状況に陥らないためには、仕事の節目に
一息を入れるという定期的な区切りを持つことが重要です。
そして、その時に仕事の進め方そのものを検証する習慣を
プロセスに埋め込みましょう。
忙しさに流されて、寓話にある木こりとならぬようにしたいものですね。